オバマ大統領、初のキューバ公式訪問

(2016年4月1日号記事)


米国・キューバ両国政府は2014年12月、国交正常化交渉に取り組む方針を発表し、昨年7月にバラク・オバマ大統領とラウル・カストロ国家評議会議長との間の、歴史的首脳会談で国交回復が実現した。これを受け今年3月20日、オバマ大統領がキューバを初めて公式訪問。現職の米大統領が同国を訪問するのは88年ぶりのことになる。21日には、両首脳は首都ハバナの革命宮殿で会談を行ない、米国人のキューバ渡航への制限緩和、米企業の進出、人的交流の拡大などで合意。また環境や海洋保護、農業分野での相互協力などでも合意した。カストロ議長は米国側が経済制裁の緩和に向けて努力したことを評価し、医療や環境問題などの分野で両国間の協力関係が深まっていることも認めたが、「両国関係のさらなる発展のためには禁輸措置の全面的解除が重要」と述べた。22日、オバマ大統領はキューバ国民に向けて演説を行ない、人権の普遍的な重要さ、言論の自由や民主化の大切さを強調した。