バス運転手が失神し乗客が無事停車

(2018年1月12日号記事)


12月28日、オンタリオ州サドベリーからトロントに向かっていたオンタリオ・ノースランドの定期バスがハイウェイ401を走行中、トロント市のキール通り付近で突然、運転手が失神したような状態でハンドルの上に上体を倒した。47人の乗客のうち、異変に気付いた前部の席の乗客が「誰かバスを運転できる人はいないか!」と叫んだ。その時点でバスはまだ走行中で、車内がパニック状態に。その時1人の女性が運転席に近づき運転手の体越しにハンドルを握り、アクセルに乗せられていた運転手の靴を動かして速度を落とし、ハイウェイの路肩に停車させた。60代と見られる男性運転手は救急車で病院に搬送されたが命に別条はないという。オンタリオ・ノースランドは替わりの運転手を派遣し、バスは乗客全員を乗せて無事バスターミナルに到着した。勇敢で沈着な行動をした女性の名前も身元も分かっていないが、居合わせた乗客たちは口々に「彼女がいなかったらどんな事故が起きていたか分からない。心からお礼を言いたい」と話していたという。