都市の小規模ショッピングセンターが衰退

(2017年6月2日号記事)


最近刊行された書籍「Reengineering Retail」の中で著者ダグ・スティーブンス氏が、「オンライン・ショッピングのブームがカナダ、米国内の都市の小規模ショッピングセンターの衰退を招いている」と訴えていることが、5月17日に明らかになった。スティーブンス氏は「30年前は地元の中心的存在で人々が集い、社交の場としてショッピングセンターは賑わっていたが、今の若者にはフェイスブックなどのソーシャルメディアがある」と指摘。トロント市西郊のキプリング・クイーンズウェー・モールでは空き物件が多く、テナント集めに苦戦。オシャワ市の5ポインツモールでは、かつてターゲットが入っていた建物がセルフサービスの倉庫となった。またトロント市東郊スカボロー地区のマルヴァーン・タウン・センターでは、ゼラーズとターゲットが撤退し、ノーフリルズも閉店した。スティーブンス氏は「小規模ショッピングモールが生き延びていくには思い切った戦術の転換を迫られるだろう」と語っている。