カナダ初の「聖域都市」誕生

2月21日、非正規滞在者に市が提供する公共サービスの利用を認める法案がトロント市議会で動議され、審議・採決の結果、同案は賛成37、反対3 で可決された。
米国ではシカゴ市、ニューヨーク市、サンフランシスコ市など計36の主要都市で既に同様の法案が制定されており、これらの都市は「サンクチュアリー・シティ(聖域都市)」と呼ばれているが、カナダでは今回トロント市が初となる。トロント市内には現在、正式な滞在ビザを持たない人々が推定20万人いるとされており、同案の制定により強制送還、身柄拘束などの恐れなしに、図書館、公園、交通機関、健康・衛生など市が提供する公共サービスに自由にアクセスできることになる。これに対し一部の市議は「法案は法律を守りカナダに入国してきた全ての移住者を侮辱するもの。
またカナダに入国するのに法を破っても構わないという間違ったメッセージを世界に送ることになる」と危惧している。世論調査の結果、市民の51%は市議会の今回の決定に反対していることが明らかになっている。



(3月1日号記事)