ドナルド・トランプが米大統領令に署名

(2017年2月3日号記事)


1月20日、米国の連邦議会議事堂前で米大統領の就任式が行なわれ、ドナルド・トランプ氏(70)が第45代大統領に就任した。就任後、トランプ大統領は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)からの永久離脱、医療保険制度改革の撤廃に向けた改革などに関する大統領令に署名した。トランプ大統領はTPPからの永久離脱についてはアメリカ第一主義を前面に打ち出し、「米国の労働者を使って米国内で物作りを推進する。米国の労働者を守るため、他国とは1対1での交渉を行なう」と語っている。しかし、不法移民が犯罪の温床であるとしてメキシコとの国境に物理的な壁を構築し、その費用はメキシコに負担させるとした大統領令にはメキシコ側が強く反発。1月31日に予定されていた両国首脳会談は中止された。またシリアなどからの難民受け入れ凍結及びイスラム圏7か国の入国禁止に関する大統領令は、国内外の空港で大きな混乱を引き起こしており、入国を拒否されたり搭乗を拒否された人々の数が300人近くに達しているという。このような排他主義的な政策を掲げる米大統領に対し反発が高まっており、各地でデモが発生している。