伊勢志摩サミットにトルドー首相が出席

(2016年6月3日号記事)


5月26日と27日、三重県の志摩市阿児町神明賢島において先進国首脳会議(通称「G7伊勢志摩サミット」)が開催された。G7サミットへの初めての出席となったカナダのジャスティン・トルドー首相は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相やフランスのフランソワ・オランド大統領と会談し、カナダとヨーロッパ連合との自由貿易の重要性を強調。さらに世界経済に関してトルドー首相は、経済活性化のために政府主導の公共事業などに大規模な拠出を図るべきだと主張した。しかしこれに対し、ドイツは正反対の引き締め論を展開するなど意見の相違が表面化しており、トルドー首相が願っていた通りの目標には到達できなかったと伝えられている。この会議の中でトルドー首相が挙げた最大の成果は、国際的な過激派組織などへの資金の流れを制限することを目的に、各国で協力してより効果的な法制化を実現させるという点。トルドー首相は、過激派組織などの人質解放のための身代金要求には応じないという従来からのカナダ政府の姿勢を改めてアピールしていた。