カシュカー被告「刑事責任無し」

2011年1月、盗んだ除雪車で警察官をはねて死亡させた事件で起訴されていたリチャード・カシュカー被告(46)の陪審裁が3月27日、トロント市の州裁判所で行なわれた。陪審員らは同被告に対し、「精神的に病んでいたため、(殺された)ライアン・ラッセル巡査部長の死に対して刑法上の責任を問われることはない」とする評決を公開。これによりカシュカー被告は精神病院に拘留され、治療を受けることになる。同被告は1年ごとに専門医の査定を受け、社会に危険を及ぼす恐れがないと判断されれば、退院が認められるという。

この評決に対しラッセル巡査部長の妻クリスティンさんは「失望している。夫は勤務中に殉職した。夫の死に報いる道が他にあるはず」として、過去に犯罪を犯した者に対し厳しい制約を加える内容を盛り込んだ「刑事責任免除法の改定」を政府に求めたいと語っている。



(4月5日号記事)