旅行者の子どものカナダ国籍取得を禁止?

(2016年11月4日号記事)


外国からの旅行者でもカナダ滞在中に出産すれば生まれた子どもに自動的にカナダ国籍が与えられるという現行法を改正すべきであると求める8,886人の請願書が、10月22日、ブリティッシュコロンビア州の保守党下院議員アリス・ウォング氏によって連邦議会に提出された。この請願書では、「現行法では、観光ビザでカナダに入国した外国人の妊婦が滞在中に出産すれば、生まれた子どもにカナダ国籍が与えられる。そしてその子が18歳に達すればカナダ国籍を正式に取得でき、親や家族をカナダに呼び寄せることができるというのは、あるべき姿の移住制度を覆す要因になる」と指摘されている。同議員は「子どもにカナダ国籍を取らせるために外国から『出産ツアー』を催行する業者や、ツアーで訪れた妊婦たちを滞在させる『マタニティ・モーテル』を経営する業者が現れている現状は間違っている」と語っている。この嘆願に対して、連邦政府は45日以内に正式に返答しなければならないが、法の改正はなされないと見られている。