NHL史上初の非白人選手、死去

(2018年4月13日号記事)


ナショナルホッケーリーグ(NHL)史上初の非白人選手として知られた中国系カナダ人、ラリー・クワンさんが3月15日、カルガリー市で死去した。94歳だった。BC州バーノン出身のクワンさんは、少年時代から傑出したホッケー選手で後に米国マイナーリーグでプレー、NHLニューヨーク・レインジャーズのマイナーチーム、ニューヨーク・ローバーズに在籍していた時、チームの最多得点者だった。1948年、レインジャーズ対モントリオール・カナディアンズの試合、第3ピリオドで1分足らずレインジャーズ選手として出場することが許され、「NHL史上初の非白人選手登場」と報じられた。しかし、実際にはその後、クワンさんにNHLに出場する機会は与えられず、クワンさんは「当時のNHLの人種差別の実態には失望した」などとメディアのインタビューで語っていた。NHLでの本格デビューは実現しなかったが、その後もクワンさんはカナダ、ヨーロッパでホッケー選手、コーチとして活躍した。