スズキ博士の名誉博士号授与で論争

(2018年5月11日号記事)


日系カナダ人で著名な生物学者、ブロードキャスター、環境問題活動家のデービッド・スズキ博士(82)に対し、アルバータ大学が名誉博士号を授与することを決定したことに、大学内、企業、団体、州政界などから賛否両論が沸騰していた。しかし、同大のデービッド・ターピン学長は4月24日、「環境保護活動家でありアルバータ州のオイル産業などに批判的な意見を持つスズキ博士ではあるが、当大学としては同博士に対して名誉科学博士号を授与することを変更する考えはない」と語った。同学長は「大学は論争を恐れてはならない。むしろ大学は論争の第一人者になるべきだ」と述べている。オイル産業の中心地であるアルバータ州にとって、かねてからスズキ博士がオイル産業に批判的な立場を通してきているので、同州では同博士のスタンスを支持する人々が少ないとされている。