カナダ軍哨戒機「瀬取り」監視で派遣

(2018年5月11日号記事)


北朝鮮が洋上で違法に積み荷の物資を積み替える、「瀬取り」の監視を強化する目的で、新たにカナダ軍とオーストラリア軍の哨戒機が、日本・沖縄県の米軍嘉手納基地に加わることが決まった。4月28日、カナダ政府のフリーランド外相とサジャン国防相が発表したもので、国連安保理の決議に基づく北朝鮮への経済制裁が厳密に実施されているかを監視することになる。カナダ軍が嘉手納基地に派遣するのは哨戒機1機と乗員、哨戒活動に従事する地上スタッフら約40人と発表されている。米軍以外の各国軍が、在日米軍基地を拠点に共に活動するというのは異例のこととされている。北朝鮮の船舶がほかの国々の船舶と瀬取りを行なっているとみられている、東シナ海と日本海などの海域では、すでに日本の海上自衛隊、海上保安庁、米軍、英軍の航空機、艦艇などが警戒監視を強めている。カナダ、オーストラリア両軍が在日の米軍基地を利用できるという根拠は、朝鮮戦争に伴う国連軍地位協定に基づくとされている。