バンが暴走し10人死亡、16人重軽傷

(2018年5月11日号記事)


4月23日午後1時30分ごろ、トロント市北部のヤング通りを、フィンチ通りからシェパード通り近くまでの約1キロの間、北から南に向かって歩道上を白いレンタル・バンが暴走を続け、10人が死亡、16人が重軽傷を負うという未曾有の惨劇が起きた。間もなくして動かなくなったバンから降りてきた1人の男性容疑者を、トロント市警察の男性巡査が単独で逮捕した。トロント市警察のマーク・サンダース総監は、「逮捕された容疑者はトロント市北郊在住のアレック・ミナシアン容疑者(25)だ。これまでの初動捜査では、同容疑者はこれまで犯罪歴などはなかったようだ」と発表した。連邦政府のラルフ・グデール公共安全相は記者会見で、「極めて恐るべき犯罪だが、国家の安全に関わるようなテロ攻撃とは思われない」と語った。27日、市警察は「ミナシアン容疑者は10件の第1級殺人容疑、16件の殺人未遂容疑で逮捕された」と発表。29日夜、事件の現場近くにあるメル・ラストマン広場で犠牲者を追悼する超教派のメモリアル・サービスが行われ、トルドー首相、ラファイエット連邦総督、トリー・トロント市長らが数千人の市民らとともに参列した。