安楽死の合法化以降、744人が“尊厳死”

(2017年1月6日号記事)


2016年6月、回復の見込みがなく自然死が予見しうる末期の患者が、医師の幇助の下自らの命を終える「安楽死」を認めた法案が下院を通過。以来カナダ国内では少なくとも744人の末期患者が医師の幇助の下“尊厳死”を迎えていたことが、12月28日に明らかになった。メディアの報道によると、昨年12月16日までに全国で1日平均2人の末期患者が安楽死の道を選択したという。バンクーバー市のエレン・ウイーブ医師は、「今後、安楽死を選択する人々の数は増え続け、やがてカナダと似たような法律が施行されているオランダやベルギーと同様、死因の約5%を占めるようになると予測される」と語っている。州別では、安楽死による死亡者オンタリオ州が最も多く180人に達している。うちほぼ3分の1が過去4週間以内に死亡しており、同州では今や毎週平均、約13人が安楽死を選択、実行していることになる。