米大統領、対シリア武力行使を表明

8月21日、内戦が長期化するシリアで「アサド政権が首都ダマスカス市郊外で猛毒ガスを使用し、数百名以上の子どもを含む1429人の市民を殺害した」と反体制派が発表 した。これを受けて米オバマ大統領は31日、アサド政権による化学兵器の使用は国家の安全を"深刻に脅かしている"として、限定的な武力行使に踏み切る考えを表明した。オバマ大統領は「21 世紀で最も酷い化学兵器による攻撃。人間の尊厳に対する挑戦である」と語っている。同大統領は同時に、議会に武力行使の承認を求める方針も明らかにしている。休会中の議会は9月9日に再開される予定で、この問題について上下院で採決されることになる。
これに対しカナダのハーパー首相は、「アサド政権に対しては武力による行動を示すべきであり、そのための活動を支持するが、カナダが直接参戦する計画はない」と攻撃への不参加を発表している。また英国も議会の反対により武力介入を断念。このため米国は、フランスやトルコと共に介入に向けて調整を進めると見られている。



(9月6日号記事)