ロウ博士「尊厳死」を訴え死去

2003年、トロント市でサーズ(重症急性呼吸器症候群、SARS)の感染が拡大した際にマウント・サイナイ病院の主任細菌学者として活躍したドナルド・ロウ博士(68)が、脳腫瘍のため9月18日に死去した。同博士は亡くなる8日前に自殺幇助の合法化を訴える内容の映像を撮影しており、死後、この映像が公開され話題を呼んでいる。同博士は映像の中で、病気により自身が視力や他の感覚機能が失なわれてきていることを告白。「自分の人生をコントロールできないのが悔しい。私は間もなく死ぬが、気がかりなのは自分がいかにして死ぬかということだ」と語り、回復する見込みのない末期患者が医師の補助を受けて合法的に自殺できるよう連邦法を改正するべきと訴えた。



(10月4日号記事)