妊娠8か月の妻が刺され、胎内の赤ちゃん死亡

(2017年8月11日号記事)


7月24日早朝、モントリオール市で妊娠8か月の妻が夫にナイフで刺され妻は重傷を負い、緊急帝王切開で生まれた赤ちゃんが数時間後に死亡、夫は殺人未遂、第1級殺人その他の容疑で逮捕されるという事件が起きた。逮捕されたソフィアン・ガズィ容疑者(27)は今年6月にも妻、ラジャ・ガズィさん(33)に対して傷害事件を起こし警察に逮捕された。近所に住む人々の話では、2人の子供を持ち、3人目が生まれようとしていた夫婦の間でしばしば喧嘩があり、911通報で警察が訪れることが頻繁にあったという。6月の事件の後、夫は別居し、妻の了承を得て、妻と一緒にいるときだけ子供たちに会えるなどの条件付きで釈放された。今回の事件により法曹界で話題になったのが、母親がナイフで刺されたために結果的に母親の胎内にいた胎児が死亡したことで「殺人罪」が成立するか否かということだったが、ケベック州の検察当局では「緊急帝王切開により出産した赤ちゃんが数時間後に死亡した事実により殺人罪が成立する」と判断している。