市議会が市長の権限を剥奪

(2013年12月6日号記事)


コカイン吸引の事実を認め市民から強い非難を浴びてきたトロント市長ロブ・フォード氏。彼に対し市議会は11月15日、市長の権限の大部分を副市長ノーム・ケリー氏に移行させるための動議を行なった。動議はフォード市長から市の委員会委員長と副市長を任命・解雇する権利を剥奪するもので、39対3で可決された。
さらに、緊急事態が発生した際にフォード市長が市政運営を総括する権利の剥奪についても、40対2で可決された。また市議会は18日、フォード市長の予算を削減し、その予算の大部分(及び6割の職員)を副市長に移行させることで合意。市議会の重要な協議事項を市長が決定する権限や、市議会の執行委員会委員長を市長が務める権利などについてもフォード市長から奪われることとなった。
これに対しフォード市長は、市議会の行 動を1990年イラクの「クウェート侵攻」に例え、「これはクーデター以外の何者でもない。民主主義などは存在しない。独裁制の始まりだ」と訴え、裁判で徹底的に争う姿勢を示している。