カナダ政府「ISIS参加者を殺さない」

(2017年12月8日号記事)


英国政府の閣僚がBBCラジオ番組のインタビューで「英国民でありながらISIS(イスラム国)に参加した者は、ISISが崩壊して仮に英国に戻ろうとしても、大部分の者は殺されるだろう。彼らはシリアやイラクで残虐な殺戮行為に関わった者たちで、英国にとっても極めて危険な存在になる」と語った。ほか米国、フランス、オーストラリア各政府も、英国政府と同様な形でそれぞれの国を去りISISに参加した者たちに対して「生きて母国に帰れることはない」という厳しい姿勢を取っていることが明らかになった。しかし、カナダ政府のラルフ・グデール公共安全相は11月17日、CBCテレビの報道番組で「カナダ政府は、カナダを去ってISISに参加した者たちが帰国したとしても、彼らをただちに殺害するようなことはしない」と語った。同相は「ISIS を離れてカナダに戻ってくる者たちを、可能な限りの手段を尽くしてモニターし、カナダ国民が危険にさらされる事態を招かないようにする」と述べた。カナダからISISに加わった者の数は推定180~190人と見られている。