オバマ前米国大統領がトロントで講演

(2017年10月13日号記事)


[Political and Economic]
オタワのシンクタンク「Canada2020」が9月29日、トロントの会場にオバマ前米国大統領をゲストスピーカーとして迎えたランチタイム講演会を主催した。カナダ連邦政府のモルノー財務相、ウイン・オンタリオ州首相、トリー・トロント市長をはじめとする政財界人らを含めた約3000人の聴衆を前に、オバマ氏は「今後の米加関係が大きく変化するとは思わない」と語った。トランプ氏が大統領に就任以来、建築用ソフトウッド材をめぐる論争、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉、トランプ政権の保護主義的貿易政策など、米加関係の悪化が懸念されていたが、オバマ氏は「従来の米加政府間で行われてきた対話とは異なるスタイルの対話に代わるかも知れないが、両国民の間で築かれてきた関係、商業的な結束、文化的な結合は深く、政党や時代の相違を乗り越えるられる」と語った。オバマ氏はカナダのトルドー首相を高く評価し「彼のように民主主義の価値を信じ、創造性を織り込む若い指導者が世界中に現れることを望んでいる」と語った。