横断橋のバリアが自殺者を激減させたか

(2017年7月14日号記事)


トロント市のブロードビュー駅とキャッスル・フランク駅の間、ブロア通り沿いにかかる長さ485メートルの横断橋、「ブロア・ストリート・ヴァイアダクト」には、飛び込み自殺防止のためのバリアが設けられている。2003年に約600万ドルの費用を投じてバリアを築く前までは、年に平均9人が飛び込み自殺をしていたため、米サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジに次いで、北米で2番目に多く自殺者を出す橋として知られていた。トロント市のサニーブルック病院の研究者たちが英国の医学誌に発表した調査によると、2003年以来横断橋からの自殺者数はたった1人だったと報告されている。しかしながら、2007年に発表された別のリサーチでは、「飛び込み自殺を試みた人々はほかの横断橋を選択した」としており、自殺者の数が減少したことにはつながらないとされている。