北朝鮮から昏睡状態で帰還の米大学生が死亡

(2017年7月14日号記事)


北朝鮮で17か月余拘束され、6月13日に昏睡状態で米国に搬送された大学生、オットー・ワームビアさん(22)が19日、オハイオ州ワイオミングの病院で死亡した。ワームビアさんは2015年12月に観光目的で北朝鮮を訪れ、翌年1月に平壌のホテルで政治的スローガンが書かれた物を盗んだとして国家転覆陰謀罪に問われ、懲役刑に相当する15年の労働教化刑の判決を受けた。ワームビアさんの家族は「北朝鮮側の説明では、昨年3月に判決を受けて間もなく昏睡状態に陥った」と語っている。また、メディアは「北朝鮮側はワームビアさんがボツリヌス中毒症に感染、睡眠薬を服用した後、昏睡状態になった」と報道している。治療に当たった医師は「脳細胞が損傷を受けており、問いかけには応じず話すこともできない状態」と説明。メディア報道では「外傷の痕跡は見つからず、昏睡状態の原因は特定できなかった」という。6月12日、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮政策特別代表が平壌入りし、北朝鮮当局者と会談、翌日にワームビアさんが米国に搬送された。