黒人射殺の報復で警官5人が射殺

(2016年7月15日号記事)


7月5日、米ルイジアナ州の州都、バトンルージュ市のコンビニエンスストアの駐車場で1人の黒人男性が2人の白人警官に上から押さえつけられた状態で拳銃で射殺された。男性は許可を得てミュージックCDを売っていたアルトン・スターリングさん(37)。事件後の発表では、スターリングさんは拳銃を所持していたとされている。さらに6日夜、米ミネソタ州セントポール市郊外で、走行中の車の尾灯が点いていなかったとして停車を命じられた黒人のフィランド・カスティールさん(32)が警官に至近距離から射殺された。これらの事件を受け、黒人コミュニティから激しい怒りの声が上がり、各地で抗議のデモが発生。そして7日夜9時頃、テキサス州ダラス市で警官12人が黒人男性によってライフル銃で狙撃され、5人が死亡する事件が発生した。複数人が容疑者として拘束されたが、マイカ・ジョンソン容疑者(25)は立てこもり投降の説得に応じなかったため、警察はロボットに爆発物を装着し、同容疑者の付近で起爆させ殺害した。ジョンソン容疑者は、連日の警官による黒人射殺事件に憤慨し、「白人警官を殺したい」と発言していたという。