クリントン氏の私用メール問題訴追せず

(2016年7月15日号記事)


米連邦捜査局(FBI)のジェームス・コミー長官は7月5日に記者会見を行ない、米大統領選で民主党の候補者指名を確実にしたヒラリー・クリントン前国務長官(68)が国務長官を務めていた時期に私用のEメールで公務を行なった問題について、「FBIの捜査官が調べたが、クリントン前国務長官や補佐官らが故意に機密情報を扱った事実は証明できなかった」と述べた。一方でコミー長官は「私用Eメールで送受信したものの中で113通が機密情報と指定されていたものに触れていた」とし、「取扱いは非常に慎重さを欠いていた」と厳しく批判している。クリントン前長官は今回、刑事責任の追及からは免れたが、今後も共和党陣営からの攻撃材料として用いられるのは確実と見られている。