オバマ前米大統領モントリオールで講演

(2017年6月16日号記事)


バラク・オバマ前米大統領が、6月6日、モントリオール市を訪れ講演を行なった。満席の聴衆を前にオバマ氏は「歴史的な転換点にあって世界的な傾向が孤立主義に傾くことはある程度理解できるが、お互いに相手の言うことを聞き、共通の基盤を見つける努力を続けることで打ち負かすことができる」と述べた。講演は、地球温暖化の脅威から、ソーシャル・メディアの普及に伴う人々の“小部族化”、貧富の格差が世界規模で拡大していることなど多岐に渡った。しかし現在の米国政権に対する直接的な言及はほとんどなかった。オバマ氏は講演の中で「カナダは移住政策をサポートし、多文化主義を擁護することについては、世界のリーダー的存在だ。米国もカナダも移民が築き上げた国であり、様々な国から来た人々が構成する社会はダイナミックな経済を創造することが可能だ。カナダはこの点について世界の模範ともいうべき実績を示している」と語った。