バス内斬首事件を起こした男に無罪

(2017年2月17日号記事)


2008年にマニトバ州のグレイハウンドのバス車内で隣りに座っていたティム・マクレーンさん(当時22)をナイフで殺害し逮捕されたビンス・リー(後にウィル・ベーカーと改名)に対し、2月10日に無罪が宣告された。ベーカーは逮捕後、統合失調症と診断されたため殺人容疑で裁かれず、同州セルカークにある精神病院の隔離病棟に収監。その後、段階的に自由が与えられ、昨年11月からは同州ウィニペグ市のアパートで1人で暮らしていた。唯一の制約は毎日、薬を服用しているかどうかを薬局側が監視することのみ。診療にあたっていた医師は、「ベーカーは薬を服用している限り精神の状態が保たれている。完全に自由になった後も薬を飲み続け、病院にも定期的に通うと確信している」と述べている。しかしマクレーンさんの母親、キャロル・デドリーさんは「ベーカーが再び犯罪を起こさないという保証はない」と主張している。