中国外相がカナダ人記者に激昂

(2016年6月17日号記事)


6月1日、オタワを訪問中の中国の王毅(ワンイー)外相とカナダのステファン・ディオン外相による共同記者会見が実施された。この際、カナダ人女性ジャーナリストが、中国でスパイ容疑のため拘束されているカナダ人、ケビン・ギャラットさんの事例などをあげ、人権問題などがあるのに両国の関係を強化するのは何故かとディオン外相に質問をした。これに対し、王毅外相が「中国に対する偏見に満ちた質問で傲慢で無責任だ」などと非難した。しかしディオン外相はその場で王外相に対し反論したり、女性ジャーナリストの立場を弁護しようとせず沈黙していたことから、野党議員の間から批判の声が上がっている。3日には、ジャスティン・トルドー首相が声明を発表し、「メディアの自由は極めて大切なもので、ジャーナリストに対する扱いについて不満を持っている」と王外相と在カナダ中国大使に抗議した。