元ボクサー、モハメド・アリさん死去

(2016年6月17日号記事)


ボクシングの元世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリさんが6月3日、アリゾナ州の病院で敗血症ショックにより死去した。享年74歳。アリさんは1942年、米ケンタッキー州ルイビルで生まれ。12歳からボクシングを始め18歳でローマ五輪のボクシング、ライトヘビー級で金メダルを獲得。その後プロに転向し、プロボクサーとして56勝5敗37KO勝ち、さらに史上初めて3度世界ヘビー級チャンピオンの座に輝いた。またアリさんはベトナム戦争反対の姿勢を貫き、人種差別などの社会問題や信仰の自由などの権利をめぐる言動でも米国社会だけでなく世界的に大きな影響を与えた。しかし一方で、現役時代に受けた頭部へのダメージが原因とされるパーキンソン病を患っており32年間にわたり闘病生活を送っていた。6月10日にルイビルで行なわれた葬儀には、10万人以上もの人々が会場付近の道路を埋め尽くしたという。