トランプ大統領、FBI長官を解任

(2017年5月19日号記事)


米国のトランプ大統領は5月9日、突然、連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー長官を解任した。FBIは昨秋の大統領選へのロシアの介入とトランプ陣営の関係を捜査しているが、これに対しトランプ大統領は「コミー長官の解任とは無関係」と主張。「コミー前長官は目立ちたがり屋でスタンドプレーを好む」と批判し「前長官の行動によってFBIは混乱し続けてきた」と語り、またFBIによる大統領選へのロシアの介入に関する捜査で、コミー前長官に圧力をかけようとしたことはないと主張。「私と私の陣営は選挙に関してロシアと共謀していない」と語った。しかし大統領選に関してトランプ陣営とロシア側の関係が問題視されている渦中で捜査機関トップを解任する事態に与党、共和党内からも批判が続出している。特に同党重鎮のマケイン上院軍事委員長は声明の中で「大統領がコミー長官の解任を決定したことには失望した。コミー長官はどのような局面下でもFBIをけん引してきた」と述べた。