カナダ内閣改造を発表

(2017年1月20日号記事)


カナダ連邦政府のジャスティン・トルドー首相が1月10日、自由党政権が誕生して以来、初めての内閣改造を発表した。注目はドナルド・トランプ米政権への対応を見据えての外相交代で、ステファン・ディオン外相に代わって国際貿易相だったクリスティア・フリーランド氏が就任した。トランプ次期米大統領は、カナダ、メキシコと米国の間で締結された北米自由貿易協定(NAFTA)を見直し、場合によっては破棄すると公約しており、フリーランド新外相は対米通商担当の重責を担うことになる。新外相は昨年、カナダと欧州連合(EU)の間で合意に達した貿易協定の交渉にも携わり、その実績が高く評価されたと見られている。元自由党党首も務めたディオン氏は駐フランス大使か駐ドイツ大使を任されると見られている。そして国際貿易相にはフランソワ・フィリップ・シャンパーニュ議員が就任した。またもう一つの注目の人事はジョン・マッカラム移民相で、今回の内閣改造で駐中国大使に任命された。経験豊富な閣僚を北京に送ることで、トルドー政権の対中重視姿勢が示された。後任の移民相には、十代の頃ソマリアから難民としてカナダに移民し、弁護士として活躍してきたアフメド・フッセン議員が抜擢された。