高齢者8人殺害の元看護師に6件の新容疑

(2017年1月20日号記事)


2015年6月、米サウスカロライナ州チャールストンの教会で信徒らを銃撃し、9人を射殺したディラン・ルーフ被告(22)に対する陪審裁が1月10日に行なわれ、同州の陪審団は死刑評決を言い渡した。白人至上主義者のルーフ被告は「かつての人種隔離政策の復活や人種間の戦争を起こすことを目的として黒人信徒が集まる教会を標的として襲撃した」と、逮捕後に連邦捜査局(FBI)に供述。2016年には第1級殺人、ヘイトクライムなど多数の容疑で有罪が確定していた。合衆国連邦のヘイトクライム(憎悪犯罪)法などで起訴された被告に死刑評決が言い渡されたのは、今回が初めてのこととなる。量刑を審理する陪審裁で、同被告は悔恨の意志を一切見せず、赦しや慈悲も求めなかった。陪審団が最終的な評決言い渡しの前にルーフ被告に助命嘆願の最後の機会が与えられたが、その時も同被告は「今でもあの事件は自分がやらねばならないものだったと思っている」と答えていたという。