米軍、シリア空軍基地に巡航ミサイル攻撃

(2017年4月21日号記事)


米軍は4月6日夜、地中海方面に派遣されていた2隻の海軍艦艇から約60発の巡航ミサイルを発射、シリアのバッシャール・アル=アサド政権の空軍基地を攻撃した。6年前にシリア内戦が始まって以来、米軍が直接アサド政権側の軍事施設を標的にして攻撃を加えたのは初めて。これは、4日にアサド政権軍が反体制派の拠点である同国北西部イドリブ県を空爆し、化学兵器を使用して多数の住民を殺傷したことに対抗した措置とされている。ドナルド・トランプ米大統領は「シリアで起きた化学兵器による攻撃は人類にとって不名誉なこと。アサド大統領は権力から退くべき」と語った。また、トランプ米大統領は「シリア情勢についてロシアのプーチン大統領と話し合う」としている。ロシアはアサド政権の強力な支援者として知られており、ロシアのサフロンコフ国連次席大使は「米軍のシリアへの直接攻撃は、悪影響を及ぼす」と警告した。