脱獄の麻薬組織最高幹部を拘束

(2016年1月22日号記事)


メキシコ北西部のロスモチスに武装集団がいるとの通報を受け同国海兵隊の特殊部隊が突入、銃撃戦の末、5人の容疑者を射殺、7人を逮捕した。そして逮捕者の1人が6か月前に刑務所から脱獄していたメキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」の最高幹部、ホアキン・グスマン受刑者(58)であることが発表された。グスマン受刑者は昨年7月、メキシコシティ近くの重犯罪者用刑務所の独房シャワー室から大規模な脱出用地下トンネルを掘って脱獄。その時に、刑務所看守らが買収されていたことが分かっていた。そのため、今回のグスマン受刑者拘束のニュースは同国のペニャニエト大統領がツイッターで「任務完了! ついにグスマン受刑者を捕らえた!」と投稿したほどだった。その後、大統領は「我が国軍の有能さと威信を証明する極めて重要な作戦の勝利だった」と述べた。同受刑者は1993年にグアテマラで逮捕。メキシコに送還されて懲役20年の刑に服したが、2001年に看守を買収して洗濯物のカートに潜り込んで脱獄していた。