ライブで感情を共有することは最高の喜び
Crossfaith
メタルコアバンド クロスフェイス (2015年8月21日記事)
▲左からHiroki Ikegawa(Ba.)、Kazuki Takemura(Gt.)、Kenta Koie(Vo.)、 Tatsuya Amano(Dr.)、Terufumi Tamano(Program/Vision) ©Tom Barnes

海外で活躍することは中学生当時から思っていたこと

北米を拠点に活躍するアーティストが多数集まり、北米の都市を中心に世界を廻る大規模なツアーWarped Tour。トロント公演は、7月17日にレイクショア・ウエストエリアで開催され、100組以上のアーティストのステージが繰り広げられた。今年、日本から唯一出演したのは同ツアーへの参加2度目となるメタルコアバンドのCrossfaith。ボーカルのKoieさんを中心にした5人編成のバンドは、すでに全米デビュー、世界デビューを達成し、海外の大型フェスでもメインステージを務めている。当日のステージでもパワフルなパフォーマンスでファンを魅了した彼ら。トロント公演前に「今年は1回目に参加した時と比べかなり大きいステージでプレイさせてもらっています。より多くのファンを手に入れられる、大きなチャンスなのですごい楽しみです!」と語ってくれたKoieさんにバンドを代表して話を伺った。



―前回出演された2013年のWarped Tourで印象に残っていることを教えてください
「沢山のバンドと絆を深めることができたことです。実際に俺たちが日本に呼んでいるバンドのほとんどがWarped Tourで出会ったバンドです。毎日ライブが終わるとBBQパーティが開かれるので、そこでほかのバンドと交流(一緒にお酒を飲んだり)があります。その後移動して、翌日、フェスの会場で昨日仲良くなった彼らと会ったりするので、自然に会話をするようになっていきます。それこそが一番の醍醐味なんじゃないかと思いますね」

―2011年に全米デビュー、2013年に世界デビューと、ワールドクラスでの活躍が目覚ましいですが、デビュー当時から海外進出を意識していましたか?
「はい。中学生当時から海外のバンドの音楽ばかり聴いていたので自然と海外で通用するようなバンドになりたいと思っていました。野球をしている人ならアメリカのメジャーリーグ、相撲をしている外国の人なら本場の日本に来て勝負することを目指しますよね? その考えと似ていると思います」

―イギリスでは国内ツアーもされていますが、特に支持を集めている理由は何だと思いますか?
「イギリスの音楽ファンは常に新しい物を求めていて、とても音楽に対して敏感です。それと俺たちの大好きなThe Chemical Brothers、The Prodigy、Underworldらもイギリス出身。そういう部分が重なっているのが、Crossfaithを愛してくれている理由なのではないかと思っています」



—音楽を作る上でまたステージで一番大事にしていることを教えてください
「自分たちが納得できる、かっこいいものを作る、ということを一番大事にしています。産み出した曲はその後も音源としていつまでも残っていくし、ライブでもプレイしていくので、後悔の残るようなものは作りたくないです。ステージではファンとエンゲージできることを俺は一番大事にしています。もちろんプレイのクオリティも大事です。そこにいるお客さん1人1人と対峙して一緒に歌ったり、飛び跳ねたり、感情を共有できる瞬間ほど素晴らしいことはない、と思っています」

—ライブ前にメンバー全員で必ずしていることなどはありますか?
「ウォームアップをすごく大事にしています。ライブ前には取材が入ったりして忙しいこともありますが、メンバー全員ライブの1時間前からはウォームアップを始めるようにしています。各々ライブ前の過ごし方はありますが、俺の場合はライブ前にビールを飲むのが1つの儀式になっています」

—長期のツアー中、プライベートで楽しみにしていることは何ですか?
「ライブをしている時間以外は基本的に移動がメインなので、パソコンで映画を見たり、iPhoneで音楽を聴いて過ごすことが多いです。あとは歩くことが大好きなので、オフの日は特に目的地を決めずに街を散策します。気づいたら5時間ぐらい経っていることもあります」

—Warped Tour後、日本でのワンマンライブが控えていますが、そちらへの意気込みを聞かせてください
「今回がバンドにとって初のワンマンライブのツアーになります。今まで自分たちが行なってきたライブのクオリティを遥かに超えるステージにしたいと思っています。オーディエンスと一緒に次の次元に到達できるような、1つの大きなエンターテインメントを作りたいです。あとは新しいアルバムからの新曲をプレイすることと、それに対するファンの反応を見るのが楽しみです」



—今後の大きな目標は何ですか?
「イギリスのDownload Festival(ラウドロック系のバンドを集めた野外大型音楽フェス)のヘッドライナーとしてライブができるまでになりたいです。昔から大きな目標で、去年はメインステージにようやく立つことができました。それも今ではスタートラインだなと振り返って思います。あとはまだまだ行ったことのない国があるので、できるだけ沢山の場所に行き、ライブを通して俺たちの音楽を届けられればと思っています」

—最後に、脳内出血の治療のために現在ライブ活動から離れているギターのKazukiさんの状況を教えてもらえますか?
「最初の頃はメンバーの誰かが欠けた状態でライブをすることは想像すらできませんでした。それと同時に、俺たちが今まで5人の集合体でいれたことの大切さに気づくことができました。今はKazukiもかなり回復してきていて、復帰できる日も遠くありません。帰ってきた時は大きな声で祝福してやって欲しいです」。


 
 


Biography

クロスフェイス


大阪出身のメタルコアバンド。Koie(Vo.)、Kazuki(Gt.)、Hiroki(Ba.)、Tatsuya(Dr.)、Terufumi(Program/Vision)により2006年に結成。日本国内、海外での音楽フェスへの出演多数。2011年、セカンドアルバム『The Dream, The Space』で全米デビュー、2013年にアルバム『Apocalyze』でワールドデビューを果たす。9月16日にニューアルバム『XENO』が発売予定。


オフィシャルサイト: www.crossfaith.jp