国・州・都市の概要
Nation's General Information

国政、民族、気候・・・日本とは大きく異なるカナダ。ここではカナダという国や私たちの暮らすオンタリオ州、トロント市についてみていこう。
カナダ
国名
正式な国名は、「Canada」。日本政府による公式名は「カナダ」で、漢字表記は「加奈陀」、通常「加」と略す。「加国」「加連邦」と表記されることもある。
国名は、先住民イロコイ族の言語で「村落」「集落」を意味する「カナタ」(kanata)に由来する。フランス出身の探検家ジャック・カルティエによって使われた「カナダ」という呼び名は次第に拡大していき、1547年にはセントローレンス川の北側全体の地域が「カナダ」と表記された。
国旗
中央にカナダを象徴する楓の葉(シュガーメープル)を配する赤白の旗で、左右のラインは、太平洋と大西洋をイメージしている。「メープルリーフ旗(The Maple Leaf Flag)」とも呼ばれる。また、政府ではカナダ名で「連邦王旗(Royal Union Flag)」と呼ばれるイギリス国旗も使用している。
カナダでは長い間、レッド・エンサインという、イギリスの国旗が左上に配置された赤い旗を国旗として使用していたが、1965年より現行の国旗が使用されるようになった。

▲メープルリーフ旗

▲レッド・エンサイン

中央にカナダを象徴する楓の葉(シュガーメープル)を配する赤白の旗で、左右のラインは、太平洋と大西洋をイメージしている。「メープルリーフ旗(The Maple Leaf Flag)」とも呼ばれる。また、政府ではカナダ名で「連邦王旗(Royal Union Flag)」と呼ばれるイギリス国旗も使用している。
カナダでは長い間、レッド・エンサインという、イギリスの国旗が左上に配置された赤い旗を国旗として使用していたが、1965年より現行の国旗が使用されるようになった。
国歌
国歌は、「O Canada」。1980年に国歌として正式に採用された。もとはフランス語のみの歌詞だったが1906年に英訳がつくられた。現在はバイリンガル・バージョンも使用されている。
 
O Canada
作詞/Robert Stanley Weir
作曲/Calixa Lavallee
O Canada ! Our home and native land.
True patriot love in all thy sons command.
With glowing hearts we see thee rise, The true north strong and free.
From far and wide, O Canada, we stand on guard for thee.
God keep our land glorious and free !
O Canada, we stand on guard for thee.
O Canada! We stand on guard for thee.
 
おお、カナダよ! われらが故郷、われらが祖国
汝の子すべての中に流れる真の愛国心
輝ける心をもって興隆する祖国を見守らん
真の北国堅固にして自由なり!
遠く広くから、おお、カナダよ われらは汝を守りゆく
神よ、これからも
われらの大地を荘厳で自由に保ちたまえ
おお、カナダよ われらは汝を守りゆく
おお、カナダよ! われらは汝を守りゆく
(参考訳:カナダ大使館広報文化部)
国の木・鳥

▲メープルの葉

【国の木】
カナダを象徴する木は「サトウカエデ(シュガーメープル)」。その葉は国旗や硬貨にもデザインされている。北アメリカ原産カエデ科の落葉樹で高さは約30~40メートルに達し、樹液を煮詰めてメープルシュガーやメープルシロップが作られる。街路樹や庭園樹としてカナダ国内のいたるところで見ることができる。

【国の鳥】
カナダを象徴する鳥はアビ(Loon)。1ドル硬貨にもその姿がデザインされている。カナダ、北アメリカ北部、ヨーロッパ北部など、主に北半球の高緯度地域に生息する鳥で、水かきが発達し、たくみに潜水する。カナダでは沼地や湖畔で見かけることができる。
国土
カナダの面積は、総計約998.4万平方キロメートル。世界で2番目に大きい国土を持ち、北アメリカ大陸の約41%を占める。日本の国土の約27倍。北を北極海、南をアメリカ合衆国、西を太平洋・米国アラスカ州、東を大西洋・グリーンランドと隣接する。また、首都はオタワ(オンタリオ州)。国土は10州(Province)と3準州(Territory)からなる。

【州】
ブリティッシュコロンビア州(州都 ビクトリア)
アルバータ州(エドモントン)
サスカチュワン州(レジャイナ)
マニトバ州(ウィニペグ)
オンタリオ州(トロント)
ケベック州(ケベック・シティ)
ニューファンドランド&ラブラドール州(セント・ジョンズ)
ニューブランズウィック州(フレデリクトン)
ノバスコシア州(ハリファックス)
プリンスエドワードアイランド州(シャーロットタウン)

【準州】
ユーコン準州(準州都 ホワイトホース)
ノースウエスト準州(イエローナイフ)
ヌナブト準州(イカルイト)
人口
約3445万人(2011年5月現在)。国土の多くが北極圏の極寒地内にあるため、主な人口密集地は南部のアメリカとの国境沿いに位置し、人口の約40%がオンタリオ州に住んでいる。
政治形態

▲オタワのパーラメント・ビルディ
ング(国会議事堂)

政体は立憲君主制で、連邦主義。連邦政府の運営は議会制民主主義を採用している。イギリス女王エリザベス2世が国家元首となり、代理として総督が任命される。
実質の首長は総選挙で選出された連邦政府の首相。
政府は議院内閣制を採用。上院、下院で形成された連邦政府と州政府で実際に政治を行ない、それぞれの州に州首相、政府および議会がある。
準州は連邦直轄領とされているので連邦法に基づいての自治権が認められている。
言語
公用語は英語とフランス語。1969年に連邦政府によって両言語の同等性が認められ、1982年に憲法によって公用語とされた。日常的に英語を使う人は全国民の6割程度、フランス語は2割程度である。
人口の約21%は2つ以上の母語を持つか、中国語、イタリア語、ドイツ語、ポーランド語、スペイン語、ポルトガル語、パンジャブ語、ウクライナ語、アラビア語、オランダ語、タガログ語、ギリシャ語、ベトナム語、クリー語、イヌクティトゥット語など、英・仏語以外の言葉を母語としている(クリー語、イヌクティトゥット語はノースウエスト準州の公用語となっている)。
時間
広大なカナダには国内に標準時間が6つあり、カナダ国内でも最東端のニューファンドランド標準時間と最西端の太平洋標準時間では4時間30分の時差がある。
カナダでは米国やヨーロッパ諸国と同様にサマータイム(夏時間)制度を採用しており、3月第2日曜日から11月第1日曜日までの夏期は、時計を1時間進めて昼の時間を長くしている。サマータイムを設けることで余暇を楽しむことができ、また照明や冷房の省エネルギー対策効果もあるといわれている。なお、サスカチュワン州はサマータイムを採用していない。
日本との時差は、東部標準時(トロント)でマイナス14時間(夏季はマイナス13時間)。

【太平洋標準時間(PST)】
ユーコン準州、ブリティッシュコロンビア州

【山岳標準時間(MST)】
ノースウエスト準州、アルバータ州

【中央標準時間(CST)】
ヌナブト準州、サスカチュワン州、マニトバ州

【東部標準時間(EST)】
オンタリオ州、ケベック州

【太西洋標準時間(AST)】
ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州

【ニューファンドランド標準時刻(NST)】
ニューファンドランド&ラブラドール州
気候
寒いイメージが強いカナダだが、地域によっては四季があり、日本と同様に蒸し暑い真夏日もある。広大な国土のため、気候は地域によってさまざまである。

【極北地方】
北極圏は樹木が育たない永久凍土が続くツンドラ気候、それより南は針葉樹林が連なるタイガ気候が広がる。イエローナイフのあるノースウエスト準州は大平原地帯で、夏には気温が30度近くまで上昇することもある。一方、冬の日照時間は6時間程度で、気温はマイナス40度に達するほど寒さが厳しい。

【太平洋側】
太平洋の湿った暖かい気流の影響で、夏は涼しく冬は温暖で雨が多い。特に降雨量の多い沿岸の一部には豊かな温帯雨林が広がる。

【山岳地方(カナディアン・ロッキー)】
北米大陸を縦断するロッキー山脈がそびえる地域は夏の日中は30度近くまで気温が上がり、冬はマイナス30度にまで達する。1日のうちで何度も天候が変化し、寒暖の差が激しい。

【大平原地帯】
見渡す限り地平線が続く大平原地帯。1年を通じて降水量が少なく、乾燥した気候で寒暖の差が厳しい。

▲世界最長のスケートリンク、オタワのリドー
運河。冬には屋外でのスケートが各地で楽しめる


【五大湖/セントローレンス地方】
他地域と比べて、比較的温度・湿度が共に高く、四季がはっきりしている。夏は湿度が高く、蒸し暑い。冬は雪が多く、氷点下の寒さが続く。湖から吹き付ける風が強く、実際の気温よりも寒さが厳しく感じられる。

【大西洋沿岸】
夏は高温となるが湿度が低く、過ごしやすい。冬は寒さが厳しく、比較的雪が多い。特に沿岸地区は、海流と気流の影響で1年を通じて霧が発生しやすい。
民族構成
カナダは100以上もの系統の民族が暮らす多民族国家である。元来イヌイットをはじめとする多くの先住民が暮らしていた土地に、フランス人やイギリス人が移り住んできた。19世紀初頭までは、イギリス系、フランス系が人口の大多数を占めていたが、その後、ドイツ、ウクライナ、イタリア、オランダ、ポーランド等からの移民が、そして最近では中国、インドなどアジアからの移民が増えている。
宗教
カナダ人の約80%はクリスチャンで、カトリック教徒は人口の約42%、プロテスタントは約23%を占める。その他の宗教としてはユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、シーク教、仏教など。約16.5%が無宗教である。
通貨

▲1ドルコイン。エリ
ザベス2世のモチーフ
が描かれている

通貨はカナダドルで略号は$(CAD)。アメリカドルと区別するためC$と記される場合もある。補助通貨は、セント¢(Cent)と表記される。$1=¢100。
紙幣は100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドルの5種類が一般的。1000ドルと500ドル札も発行されているが市場にはあまり出回っていない。硬貨は2ドル(通称トゥーニー)、1ドル(ルーニー)、50セント、25セント(クォーター)、10セント(ダイム)、5セント(ニッケル)、1セント(ペニー)の7種類だが、50セントは 記念コインとして使われることが多く日常生活でみることは稀。
祝日
【2011年全国の祝日】
  1月  1日(土) ニューイヤーズ・デー
  4月22日(金) グッド・フライデー(聖金曜日)※
  4月25日(月) イースター・マンデー(復活祭の月曜日)※
  5月23日(月) ビクトリア・デー(ビクトリア女王生誕祭)※
  7月  1日(木) カナダ・デー(建国記念日)
  9月  5日(月) レイバー・デー(労働者の日)※
10月10日(月) サンクス・ギビング・デー(感謝祭)※
11月11日(金) リメンバランス・デー(終戦記念日)
12月25日(日) クリスマス
12月26日(月) ボクシング・デー

各州独自の祝日
  2月21日(月) ファミリー・デー(ON、AB、SK、MB)※
  6月21日(火) ナショナル・アボリジナル・デー(NT)
  6月24日(金) ナショナル・デー(QC)
  8月  1日(月) ブリティッシュコロンビア・デー(BC)※
                       ヘリテージ・デー(AB)※
                       シビック・ホリデー(SK、MB、ON)※
                       ナタル・デー(PE、NS)※
                       ニューブランズウィック・デー(NB)※

【2012年全国の祝日】
  1月  1日(日) ニューイヤーズ・デー
  4月  6日(金) グッド・フライデー(聖金曜日)※
  4月  9日(月) イースター・マンデー(復活祭の月曜日)※
  5月21日(月) ビクトリア・デー(ビクトリア女王生誕祭)※
  7月  1日(日) カナダ・デー(建国記念日)
  9月  3日(月) レイバー・デー(労働者の日)※
10月  8日(金) サンクス・ギビング・デー(感謝祭)※
11月11日(日) リメンバランス・デー(終戦記念日)
12月25日(火) クリスマス
12月26日(水) ボクシング・デー

▲リメンバランス・デーの
象徴、けし花のブローチ


各州独自の祝日
  2月20日(月) ファミリー・デー(ON、AB、SK、MB)※
  6月21日(木) ナショナル・アボリジナル・デー(NT)
  6月24日(日) ナショナル・デー(QC)
  8月  6日(月) ブリティッシュコロンビア・デー(BC)※
                       ヘリテージ・デー(AB)※
                       シビック・ホリデー(SK、MB、ON)※
                       ナタル・デー(PE、NS)※
                       ニューブランズウィック・デー(NB)※
※は移動祝祭日
オンタリオ州
概要
先住民族であるイロコイ族の言葉で「美しい水」を意味するskanadarioが「オンタリオ」の由来。カナダ最大の都市トロントと首都オタワを擁し、カナダの政治や文化、経済の中心地となっている。また、ナイアガラの滝やムスコカ地域など雄大な自然にも恵まれ、世界各国から観光客が訪れる。先住民族(ファーストネーション)の文化に加え、ヨーロッパを中心とする世界各国から来た移住民の文化が混在。特に大都市には、各文化・国のエスニックタウンがあり、さまざまなコミュニティが形成されている。
歴史
17世紀初頭にヨーロッパ人が初めてこの地を訪れ、オンタリオ州のハドソン湾岸はイギリス、五大湖周辺はフランスにより植民された。その後、植民地抗争が続くも1763年のパリ条約でイギリス領土になる。その後、1812年の英米戦争を経て1848年、議会制自治政治が開始。1867年7月1日には「カナダ自治領」が成立。その際、トロントをオンタリオ州の州都と定めた。第二次世界大戦後には、トロントなどの大都市圏を中心に移民を広く受け入れ、オンタリオ州は急速に経済成長を遂げた。
州旗
現在のオンタリオ州の州旗が制定されたのは1965年5月21日。州旗には左上にユニオン・フラッグ(イギリスの国旗)が、右側の中央部にオンタリオ州の盾の紋章が施されており、ベースは赤地。ユニオン・フラッグはかつてイギリス領であったことに由来する。オンタリオ州の盾の紋章には聖ゲオルギウス十字と3枚のメープルリーフが配されており、十字はイングランド、メープルリーフはカナダの象徴であると考えられている。
州花

▲トリリウム

オンタリオ州の州花はトリリウムである。ユリ科エンレイソウ属の多年草で、学名はTrillium Grandiflorum、和名はエンレイソウ。葉が3枚ずつ輪生し、花茎の先端に直径8㎝ほどの白い花を咲かせる。
地理
カナダで2番目に大きな州で、面積は107万6395km²。そのうち約20%を川や湖沼が占めている。北はハドソン湾、南は五大湖のうちの4つ、オンタリオ湖、エリー湖、ヒューロン湖、スペリオル湖に面している。また、東はケベック州、西はマニトバ州と隣接。オンタリオ州を地理的に分けると、湿地帯の北部と鉱物資源の豊富なカナダ楯状地(カナディアン・シールド)である中部、人口の多い南部の3要素に分けることが出来る。
人口
オンタリオ州の人口は1300万人超。移民により人口を増やしてきた背景もあり、ヨーロッパ系移民以外にカリブ系、アジア系、中南米系も多く、現在では60以上の民族が居住する多民族都市を形成している。人口の多い都市は順に、トロント、オタワ、ミシサガ、ハミルトン、ブランプトンとなっている。
気候
カナダは全体的に寒冷な気候を特徴としているが、オンタリオ州は他州と比べると比較的に温暖な気候である。四季がはっきりとしており、トロントなどの南部では夏にあたる6~8月に気温が27度前後まで上昇することもあるが、北部は夏場でも涼しい。9月末には紅葉がみられ、12月から雪が降り始める。1~2月に寒さのピークをむかえ、積雪もある。その後、4月頃には雪が融け始め、5月には多くの植物が開花する。
経済
オンタリオ州の主な産業は農業や林業、鉱業となっており、自然の資源を活用したものが多い。また、カナダで最も工業が盛んな地域でもあり、国外へ輸出する製品の約半分をオンタリオ州で生産している。多くの自動車工場を保有しての自動車産業のほか、金融業、サービス業なども盛んである。さらに、風力発電や太陽光発電において国内最大の発電地帯を有しており、近年ではグリーン電力産業にも力を入れている。
トロント市
概要

▲トロントの街並みとCNタワー

カナダ最大の都市で、オンタリオ州の州都でもあるトロントには多くの民族が生活しており、「人種のモザイク」と呼ばれている。市内にはエスニックタウンが80以上もあり、多種多様な民族がコミュニティを形成している。 トロント市の名前の由来は、それぞれ先住民族であるヒューロン族の言葉の「出会いの場所」とモホーク族の「水の中に木が立っている場所」の2説がある。カナダの経済の中心地であり、観光やエンターテインメント、ショッピング、グルメなどを幅広く楽しむことが可能。また、世界で2番目に高いタワーであるCNタワーは、トロントのシンボル的存在となっている。スポーツも盛んで、メジャーリーグやアメリカンフットボールのほか、バスケットボール、ホッケーなどの試合を数多く開催。また、美術館や博物館なども多数存在している。
歴史
1793年、アッパーカナダ初代副総督であったジョン・グレイブス・シムコーによってすでにあった入植地の上に町が設立され、ヨーク・オールバニ公の名から町名をヨークと名付けた。1813年、米英戦争の最中のヨークの戦いでアメリカ軍に占拠されたが、5日間後に明け渡されている。1834年、ヨークの町は市制となり、名称を「トロント」と改称する。
市旗
トロント市の市旗は青を基調としており、2本の白線で2つの市庁舎を象っている。また市庁舎の間にはトロントのイニシャルであるTが大きく浮かび上がっており、その真下にはカナダを象徴する赤いメープルリーフが配されている。
地理
トロントの面積は630.18 kmで、東京都23区の面積621.49kmとほぼ同じ。最終氷河期には氷河湖に覆われており、現在もイロコワ湖岸などでその名残を見ることができる。トロントには多くの川や小川があり、西部を流れるバンパー川と市街東部を横断するドン川のほか、多くの支流が存在。また、土地の高低差が少なく、森林が多い。
人口
2006年の国勢調査では約248万人。移民やカナダ国内からの都市部への移住の影響もあり、トロント市内の人口は毎年増え続けている。移民人口で近年最も多いのが南アジア系。次に中国系、黒人系と続く。日系の移民は他のアジア圏の国々と比べると少ない。
トロントはGTA(グレーター・トロント・エリア)と呼ばれる都市圏の中心となっており、GTAの人口は2010年の時点で574万人、北米第5位の規模を誇る大都市圏を形成している。GTAに含まれるのはトロント市と同市に隣接する4地域(ヨーク地域、ピール地域、ハルトン地域、ダラム地域)で、25の市町村で構成される。
気候
州の南部にありオンタリオ湖に面していることなどから、州内でも比較的暖かく湿潤。冬場は、五大湖の影響もあって12月を過ぎると積雪が比較的頻繁に見られる。その他、吹雪(スノーストーム)となる日や最高気温が-10℃を下回る日もあるが、平均気温は首都オタワと比べて5度~8度ほど高い。
経済
金融、電気通信、航空宇宙、運輸、メディア、芸術、映画、テレビ局、出版、ソフトウエア、医療研究、教育、観光、スポーツなどの産業基盤が発達している。特に金融業が盛んで、カナダの金融機関が集中。時価総額で世界第6位の規模を持つトロント証券取引所(TSX)があるほか、カナダの5大銀行全てがトロントに本社を構えている。
教育
トロントには、カナダ国内でも最も大きな教育機関であるトロント教育委員会があり、451の公立小学校と102の中学と高校を運営している。このほかに、ローマ・カトリック教育委員会が運営する学校や、その他、多くの私立学校などが存在している。
高等教育機関としてトロント市内に設立されている州立大学は全部で4校あり、これらの大学とは別に学位が取得できるコミュニティ・カレッジが5つある。また、専門学校も多くあり、トロント王立音楽院(グレン・グールド学校)や、映画製作者であるノーマン・ジュイソンによって設立された映画やテレビ、メディアの専門学校であるカナディアン・フィルム・センターがある。

▲トロント教育委員会により運営される公立
学校は、市内のいたるところに見られる