安全保障に関するシンポジウム

(2018年3月9日)


トロント大学マンク国際問題研究所にて2月9日、太平洋地域の安全保障をテーマとしたシンポジウムが、在トロント日本総領事館とトロント大学との共催で行なわれた。
今回のシンポジウムでは、昨今の話題である北朝鮮情勢に深く関わる韓国と日本、また日本と同盟を組むアメリカがどのように協力ができるのか、各国が東アジア及び太平洋地域の治安維持のためにいかに連携するのかについて議論された。
当日は、国際保障を専門分野とするデイヴィット・ウェルチ教授、ペーター・フィーヴァー教授、熊谷奈緒子准教授、リー・スンヒョク教授の4名が登壇し、それぞれの見解を示した。まずは、ペーター教授が冷戦時代以降にアメリカが推進してきた政策に触れながら、アメリカが中国やインド、日本などアジア各国の発展に大きく関わっていることを述べる。さらに「北朝鮮情勢の今後起こりうる問題についてより話し合う必要性がある」と語った。
次に、熊谷准教授が「慰安婦問題」に焦点を当て、政治と外交を主題にプレゼンテーションを展開。2015年の慰安婦問題日韓合意(以下日韓合意)にて公開された内容に対して見解を述べた。
最後にはリー教授が、日韓合意には二面性があることを説明し、実際の市民の意思と合意との歪みは、各国のメディアの公平さを阻害する可能性があり、特に日本と韓国の2国間では合議を続けていく努力が不可欠だと自論を述べた。
最後には、出席者らが提出した質問に教授らが答えるといった光景が見られ、非常に有意義なシンポジウムとなった。
〈レポーター/渡辺詩帆〉





< 日系イベントレポート一覧へ
<日系カレンダーへ