日本の美しい文化が春を呼ぶ

(2018年5月11日)


2018年4月15日、いけばな小原流トロント支部による「第44回 春の花展」がトロント・ボタニカル・ガーデンにて開催された。2018年は日加修好90周年という大きな節目でもあり、その祝賀も兼ねられて盛大に行なわれた。当日は4月中旬にもかかわらず、あいにくの雪模様に見舞われた。しかしながら、会場に展示された大小さまざまないけばなが春の訪れを感じさせ、来場者の心を温めてくれた。会場を訪れた人々は1つ1つの趣向を凝らした展示作品のデザインとバランス、花の組み合わせなどに目を輝かせ、鑑賞を楽しんでいる様子だった。展示のオープニングの挨拶では、小原流いけばなトロント支部長であるミンリー・ウーさんが登壇。「フラワーアレンジメントやガーデニングとは異なるスタイルで、自然を楽しめることがいけばなの魅力の1つ」だと、いけばなの特徴についてを語る。事実、この独特な手法に魅了されている人々が、ここトロントでは年々増えており、関連イベントが開催される時にも大いに賑わいをみせているようだ。その後、小原流いけばなのマスターであるリチャード・マーテルさん、アイダ・リーさん、ミッツィ・ヤウさんによる、いけばなのデモンストレーションが行なわれた。来場者たちは、目の前で華麗に花を生ける手さばき見ながら、美しくデザインされていく作品に強く感銘を受けていた。日本が誇る美しい文化であるいけばなが時代と国境を越え、トロントの地で深く根付いていることを再確認する日となった。今後も日本の文化や伝統が浸透し、より日加の絆が深まることを期待したい。


▲小原流いけばなトロント支部長のミンリー・ウーさん


▲アイダ・リーさんによるデモストレーション


▲ミッツィ・ヤウさんは印象的な作品を披露


▲松を効果的に用いたリチャード・マーテルさんの作品





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