医療知識を深めるヘルスカンファレンス

(2018年6月8日)


非営利法人団体ジャムズネットカナダが主催するヘルスカンファレンスが5月6日、国際交流基金トロント日本文化センターにて行なわれた。カナダ在住邦人の医療分野における知識を深めるために行なわれた同カンファレンスでは、まずメンタルヘルス委員会の公家孝典さんが、自身がカウンセラーとして働いているジャパニーズ・ソーシャル・サービスの役割を説明し、家庭内暴力や高齢化問題に絡むカウンセリング需要の拡大などについてを報告した。その後、各分野において第一線で活躍する4人の日本人医師・看護師が登壇し、スライドや動画を見せながらリアルな医療現場について語った。1人目のスピーカーはジャムズネットアジア事務局の吉田常孝医師。自身の専門分野である精神科の病院を中心に、アジアと大洋州における医療環境を説明した。2人目は前東北大学助教で、現在はマクマスター大学の研究員である菅野武医師が、東日本大震災時の被災地の医療状況を実体験を交えて報告。震災時の臨場感ある写真や動画が会場の人々の心を打った。3人目はトロント総合病院呼吸器外科の安福和弘医師。同病院が得意とする肺移植の現状を詳細に語り、さらなるドナーの必要性を呼び掛けた。そして最後に、トロントのマウントサイナイ病院分娩部で多くの出産に携わっている徳原純子看護師が、日本とカナダの出産事情の違いなどについて説明した。参加者からは質問が活発に飛び交い、非常に有意義なカンファレンスとなった。

※ジャムズネットカナダに関するお問い合わせは、同会理事会議長の傳法清まで。
E-mail:info@jamsnetcanada.org


▲心理カウンセラーの公家孝典さん


▲安福和弘医師


▲菅野武医師


▲吉田常孝医師


▲徳原純子看護師





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