トロントの日常を切り取った写真

(2018年6月8日)


5月5日から6月9日の間、日本人アーティストきむらさえさんの展示会「Cropped Short Stories」がGallery Arcturusにて開催された。きむらさんはペインティングやソフトスカルプチュアなど、あらゆる手法の作品を手がけるマルチな才能を持つアーティストだが、今回は写真に焦点を当てた展示会が開かれた。会場のGallery Arcturusはトロントのダウンタウンの一角にあり、建物内には開放的な空間が広がっている。1階から3階まで繋がる階段に並んた作品は、トロントに滞在中のアーティスト・イン・レジデンス、デボラ•ハリスさんと共同で運営しているアートブログに掲載した写真の中から選ばれたものだ。主にギャラリーでの展示作品や場面、トロント内での日常の瞬間を捉えており、そこにデボラさんのポエムが添えられ、印象深いものとなっている。ほか、犬や鳩を再現したソフトスカルプチュアの素材には新聞紙が使用されていて、見る人を楽しませてくれた。 Gallery Arcturusではその他複数のアーティストが同時に展示会を開催しており、2階ではマリナ・ハーシェミーさんのコラージュアート「Anatomy of a Soul」が見られ、地下の作業用のスタジオを覗くことも可能だ。展示会の構図は主にデボラさんが考案し、アーティストたちが一丸となり2か月ほどの時間をかけ設置に取り掛かったという。会場は心地よい雰囲気が流れており 、参加者もアーティストとなごやかに談笑する姿が見受けられた。










▲日本人アーティストのきむらさえさん





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