角田光代さんが日本から参加 第36回国際作家祭

(2015年11月6日)

 

毎年世界各地の人気作家が集まり、講演会や朗読会が行なわれるイベント、国際作家祭(IFOA)。今年は10月22日から11月1日まで開催され、日本からは直木賞受賞作品『対岸の彼女』、また映画化された『八日目の蝉』、『紙の月』をはじめ数々のベストセラーを持つ角田光代さんが日本から参加した。10月24日には、ハーバーフロント・センターにて朗読会が開かれ、角田さんを含む6人の作家が登壇。角田さんは、東日本大震災をテーマにしたアンソロジー『それでも三月は、また』に収録の短編作品『ピース』を朗読した。

また、10月27日には、国際作家祭の関連イベントとしてジャパンファウンデーション・トロントとトロント大学図書館の共催で、角田光代さんとトロント在住の作家梅沢類さんによるトークイベント「Writers on Writing」が行なわれた。トークショーの前半は、『ピース』の朗読に続き、梅沢類さんの質問に角田さんが回答する形式で進行。主に、角田さんの作品に描かれる女性キャラクターについて、日本女性の帰属意識や 現代日本の文化的背景などを絡めた興味深い対話が繰り広げられた。後半は、参加者からの質問に角田さんが答える時間が設けられ、『八日目の蝉』『紙の月』など、小説が映画化されることについてどう思うか、と問われた角田さんは、「小説と映画は別のものと認識しています。細部が小説と違っていても、また、テーマが変わっていても、それはそれで楽しんで鑑賞しています」と回答。そのほかの質問にも、真摯に、そして時にユーモアを交えて対応し、満席の会場は終始和やかな雰囲気に包まれていた。




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