木版画の実演見学と体験

(2016年10月21日)

 

9月27日、日系文化会館にて浮世絵師の朝香元晴師匠の木版画の彫りの実演の見学と版画摺りの体験ができるイベント「浮世絵の夕べ」が開催された。講師の朝香師匠は10代の頃から版画摺りの修行を始め、現在は美人画の頭髪の生え際部分の彫りである「毛割(けわり)」ができる日本で数少ない彫り師の一人。イベントでは、朝香師匠が来場客の目の前で浮世絵の彫りを実演したほか、用意された猫や金魚の版木を使って、参加者たちが三色摺りを体験した。朝香師匠による毛割の彫りの作業は息を止めて行なうというほどの繊細な作業で、参加者は注意深く見入っていた。また朝香師匠から浮世絵の歴史や道具についての説明があり、参加者からの質問にも答えた。イベントには世代を問わず60人以上もの人が参加し、普段はあまり見る機会のない高度な浮世絵師の技を楽しんでいた。


▲浮世絵師の朝香元晴師匠


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