コンサート情報 MUSIC INFO(10/19号)

■Kimbra  現代を彩るディーヴァの誕生

商品の宣伝や、レコード会社の大々的なプロモーションから人気となるアーティストや曲が多い中、そのようなプロモーションでは見かけないのに、音楽好きに支持され続けるアーティストがいる。キンブラだ。オーストラリア発、弱冠22歳のキュートでスレンダーな美女。そんな見かけだけでなく、歌唱力もバツグンのアーティストなのだ。
地元ニュージーランドで10歳の頃から歌っていたという彼女。オーストラリアはメルボルンの地に辿り着き、音楽活動をスタートさせた。2010年、ファーストシングル「セトル・ダウン」がリリースされた際、あるアメリカの有名なブロガーは「ニーナ・シモンとフローレンス&ザ・マシーン、またはビョークが好きならきっと楽しめる」とコメントしたという。共通しているのは、”強い女性“というイメージ。実際に彼女が聴かせる音と同じように”強い“のかどうかはさて置き、確かにこの曲は様々な音楽の”いいとこ取り“をしている。まずは声のループからスタートし、クラップハンズ。そして電子音のドラム&ベース、またはサンプリングと思われる音が重ねられて複雑なメロディをキャッチーに変える。ヒップホップ・ジャズ・ブルース・ソウルなどが、独自のリズムと解釈の元で束ねられる。こうして作られた音楽は、全く新しいクールへと変貌を遂げるのだ。
キンブラの続いてのシングル「カメオ・ラヴァー」は、2011年Vanda & Young(オーストラリアの大御所デュオ)ソングライティング・コンペティションで、天才シンガーと言われるゴティエを抑えて賞を受賞している。ゴティエはキンブラをフューチャリングした「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ」で彼女より先にブレイクしてしまったが、批評家たちの心を最初にゲットしたのは、キンブラだったのだ。
ジャズにヒップホップの要素を加えてみたりと、前衛的でもあり、カラフルでいて少しダークで、そのくせカラリとした明るさも兼ね備える、キンブラのお茶目でクールな楽曲たち。複雑な楽曲をポップにキャッチーに料理できるバツグンの歌唱力。まさしく、現代を彩る新しいディーヴァの名に相応しい。

〈文/板垣 有〉

日  時: 10月27日(土)21:00
場  所:The Danforth Music Hall(147 Danforth Ave.)
入場料:$20~25
サイト:kimbramusic.com

■Epica

蘭発、女性美Voと男性グロウルの対比にひきこまれる

ジャンル:Synphonic Metal
日 時 : 10月31日(水)19:00
場 所:The Opera House(735 Queen St. E.)
入場料:$27.50
サイト:www.epica.nl



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