祝!ROM100周年

今年はロイヤル・オンタリオ・ミュージアム(以下ROM) が100周年を迎えるということでお祝いのエキシビションとメディアプレビューに3月19日に行ってきました。ROMは、1914年にカナダ最大の博物館としてオープンしたとのこと。今や600万以上の展示物を誇るROMの100周年エキシビション一体どんなものでしょうか?

いつものゲートをくぐるとレッドカーペットが敷いてあって気分はVIP。さすが、100周年ですね。


エントランスを抜けると、ありました。100周年のお祝いのためのレセプション。朝からということもあり、会場の隅には、美味しそうなカップケーキとジュースが並んでました。


100周年記念の特別ムービーも公開されていました。


メディアプレビューが終わった後は、100周年記念のエキシビションを覗いてみました。エキシビションはエントランスの隅のほうにあります。
ここには、ROMの発展や基礎作りに貢献した人たちのコレクションやROMの遍歴を展示などがあり、なかなか興味深いものとなっています。


個人的に興味が沸いたのがイタリアのナポリ近郊にあった古代都市ポンペイで発掘された古代ローマのグラディエイターの鉄かぶとのレプリカ。グラディエイターの物語を映画で見たことを思い出します。手前に見えるお皿はペルシャ磁器です。


左に見えるのは17世紀のヨーロッパで使われていた銀の装飾品。宮廷のパーティーでテーブルの中央を彩る様子が想像できます。真ん中の蝶達は、Danaus plexippusと言って、アメリカ産の大型蝶らしいのですが、何百や何千もの大群で大移動する性質があるらしく、その移動ルートの研究をROMが初めて行なったとのことです。
後ろにある陶器は、14世紀初頭の中国は景徳鎮市から来たもの。保存状態もよいです。
そして、右手前の化石、なんと今で言うホオジロザメの近縁、ジンベエザメとほぼ同じ大きさであったとされているメガロドンの歯。ホオジロザメの何倍もの大きさの獰猛なサメが泳いでいたなんてゾッとします…。


真ん中でどーんと構えている彫刻板のレリーフは、エジプトのファラオ、メントゥホテプの神殿から出てきたもの。 左の仏陀の頭部像は、古代王国ガンダーラのものらしいです。 次に、右手前の壺は紀元前520~510年の間に作られたもので、神話上の英雄ヘラクレスが戦っているシーンが描かれています。



そして、一つだけ違和感を禁じえなかったこの魚たち。カナダのノースウェスト準州で獲れた北極の鮭の一種らしく、1938年からこのように保存されているそう。



1914年のROM開館に際しての記念文書。





100年経ってもなお、当時の色彩そのままに美しい文字とイラストが拝見できます。 さて、そんなROMの100周年、今まで訪れたことのある人も初めての人も一緒にお祝いしてみるのはいかがですか?

〈記事:原 友希恵〉

Information


【場 所】Ontario Science Centre(100 Queens Park)
【入場料】一般$16M
シニア/学生 $14.50(65歳~/15~25歳)(要ID)
子ども$13(4~14歳)
(金曜日の16:30以降のみナイト料金。詳しくはサイトにて)
【連絡先】416-586-8000
【サイト】 rom.on.ca