紅葉ガイド 2014
(2014年9月23日記事)

大自然をキャンパスに描く色のシンフォニー

風の冷たさや虫の鳴き声など、五感を楽しませる秋がやってきた。そんな秋の代表と言えばやはり紅葉。

嬉しいことに、ここカナダは、毎年多くの観光客を集めている世界でも有数の紅葉のメッカで、あちこちで赤や黄色へと衣装替えをするカエデやブナの葉を見ることができる。紅葉は、夏から秋へ、そして冬へと季節が移行するときに起こる日照時間の長さの変化と、気温の低下のために見られる現象で、オンタリオ州では9月下旬から10月上旬が見頃である。

秋にきれいな紅葉を見るためには、暑く乾いた夏はあまり適していないとのこと。そのため、夏があまり暑くならなかった今年は、きれいな紅葉が期待できる。今年の秋は穏やかな気候になるそうで、山中や公園のトレイルを、徒歩や自転車で散策する紅葉狩りもいい。また、湖上をカヌーやボートで移動しながら、水面に映ったリフレクションを楽しむのもお薦めだ。

ここで忘れてはいけないのが、いつ、どこに行けば最も見頃の紅葉を楽しむことが出来るかのリサーチ。日本では『紅葉前線』という言葉もあるように、地方によって紅葉の時期が若干異なるので、お目当ての紅葉スポットがある観光局や公園の管理事務所に問い合わせしてから出掛けるようにしよう。また、カメラ、予備のフィルム、ジャケット、そしてジュースなどの飲み物とスナックを忘れずに。


オンタリオ州のイチオシ紅葉スポット

アルゴンキン州立公園

夏のキャンプで有名なアルゴンキン州立公園だが、秋も紅葉を楽しむ人たちで賑わっている。トロントの北約210kmに位置するこの公園は、70種類以上の野生動物や272種類の野鳥、そして千種類以上の草木を有する広大な公園で、日中はトレイルコース散策でムースなどの野生動物に出会い、日暮れには、静かにたたずむ木々と湖と共に広がる地平線を眺めることもできる。



ケベック州のイチオシ紅葉スポット

ローレンシャン高原

モントリオール北部に広がる一大リゾート、ローレンシャン高原はメープル街道で一番の紅葉スポット。東部カナダ最高の高さを誇るモン・トレンブラン山のふもとには、モン・トレンブラン州立公園が広がり、ゴンドラに乗って上からの紅葉の景色を楽しむこともできる。全体の3分の2を占める北部一帯には、森と湖の雄大な自然が手つかずのままに残っており、辺り一面が紅葉の海と化す。

モントリオールから車で1~2時間。サンタガットゥまでハイウェイ15号線が117号線に平行して走っているので、これを利用すると早い。



紅葉の写真を撮るときのワンポイントアドバイス

紅葉の写真を撮る時に気をつけたいのは光と構図だ。光が斜めから当たって光が透けるように見える角度だと色がきれい。曇りと晴れでは出来上がりが格段に違うのでなるべく晴れた日に撮るのがいい。構図は撮りたいところを中心に余計な建物や物が入らないように工夫しよう。



Information


●オンタリオ州観光局
【連絡先】1-800-668-2746
【サイト】www.ontariotravel.net

●ケベック州観光局
【連絡先】1-877-266-5687
【サイト】www.bonjour-quebec.com


次はアガワ渓谷の紅葉列車