アジアの伝統と現代が融合した革新的なダンスの祭典
CanAsian International Dance Festival
(2015年4月17日記事)
Photo: Makoto Onozuka
毎回観客を魅了しているダンスイベント「カン・アジアン国際ダンスフェスティバル」が、4月30日(木)から5月2日(土)まで開催される。今年で14回目を迎えるこのダンスフェスティバルは、ハーバーフロント・センター・シアターを中心に開催される。

アジアの思想や表現に触発され、着想を得た踊りを観賞することができる。今年は、トロントやバンクーバーを中心に活動する4組のパフォーマーに加え、日本に拠点を置き海外でも活躍する中嶋夏さんも参加する。中嶋さんは舞踏の先駆者の一人。全身白塗りをし、体をひねり丸めるなどの動きをする舞踏は、世界で高く評価されている。

今回はパフォーマンスのほかに、4月26日から28日に開かれるワークショップも担当する。ほかの出演者らも多彩な顔ぶれで、トロント在住のアーティストである ピーター・チンさんによって作られた伝統とモダンが融合したクメールダンスをカンボジアのダンサー、チー・ラタナさんが踊る。さらにサンプラダヤ・ダンス・クリエーションがヒンドゥー教の神話に基づいた踊りを披露するなど、さまざまな国のダンスが集結。伝統的かつ革新的なパフォーマンスを思う存分味わおう。

Natsu Nakajima (Tokyo)

Photo: Makoto Onozuka

1960年代に舞踏ダンスの基礎が確立された時期から舞踏ダンスを始めた最初の女性の一人としても知られている中嶋さん。今回披露する演目”Like Smoke Like Ash”では老いを含めた人生の回想を表現。また、舞踏のワークショップも催される。中嶋夏さんのインタビューと公演&ワークショップの詳細はこちらまで。

Peter Chin/Chy Ratana(Toronto, Phnom Penh)


タイの舞踊劇「ラコーン」の仮面を使い、伝統的でありかつ現代文化を組み込んだクメールダンス“Ferocious Compassion”を公演する。ダンスの常識を覆すような振り付けを堪能しよう。

Hong Kong Exile(Vancouver)


昨年に引き続き今回も参加する、バンクーバーを拠点とした3人組のグループ。今年は母国の政治や社会、地理的な移り変わりを表現した“NINEEIGHT”を披露する。迫力の力強い演技を楽しもう。

Lee Su-Feh/Battery Opera Performance(Vancouver)

Photo: Yvonne Chew

数々の賞を受賞しているパフォーマンス・デュオ「Battery Opera」のダンサー兼振付師Lee Su-Fehが、ソロパフォーマンス “Everything”を披露する。お香や紙などを使用した演出にも注目だ。

Sampradaya Dance Creations (Toronto)

Photo: Onward & Upward Photography

南アジアで、傑出したダンス一団として知られている彼らの華麗でダイナミックな演技を堪能できる。今回披露する“Vivarta”は、ヒンドゥー教の神ビシュヌの化身を表現した内容となっている。


Information


【日 時】4月30日(木)~5月2日(土)
【場 所】Harbourfront Centre Theatre(231 Queens Quay W.)
【入場料】一般$30、シニア$25
【連絡先】416-973-4000
【サイト】www.canasiandance.com

※イベント日時や入場料は予告なく変更されることがあります。お出かけ前にウェブサイト等でご確認ください。