トロントとモントリオール、2つのジャズ祭り
Toronto Jazz Festival
トロントジャズフェスティバル(2011年06月17日記事)

221 King St. W, Toronto, ON

太陽の日差しが少しずつ強くなると今年もいよいよジャズフェスティバル・シーズンの到来だ。25周年を迎える我らがトロントのジャズフェスティバルでは、6月24日からの10日間で1500人以上のミュージシャンを迎え、350以上のステージが開催される。1200席のメインステージが設置されフェスティバルの中心となるメトロスクエア(今年4月よりペコースクエアに改名)のほか、市内の主要広場やホール、ライブハウスなどが会場となり魅惑の演奏を聴かせてくれる。また、250万人に及ぶ観客動員数を誇るモントリオール国際ジャズフェスティバルは今年で32回目。

北米のパリと呼ばれるほど美しい街並みのモントリオールで、30の国と地域から3000人を超すアーティストを迎えるこのフェス。6月24日から7月4までの期間中、屋内外に特設舞台を設けて650以上ものショーが開催される予定だ。どちらもアーティストは大物から若手まで、ポップス、ラテン、ブルース、ゴスペル、クラブミュージックなどなど、幅広いジャンルから出演する。無料のステージも数多く開かれるのでそれらを回って、新しい「お気に入り」の開発をするのも楽しそう。

ところで「ジャズ」と言うと、ちょっと難しそうで、ふらりと聴きに行くのには少し抵抗があるという人もいるのではないだろうか?ジャンルも幅広く、良くわからないという意見もありそう。だが最近ではテレビのCMや映画のBGMにジャズが使われていることも多く、少し耳を傾ければ知っている曲にきっと出会うことがあるはず。それをきっかけに範囲を広げていけば、きっと自分に合ったアーティストやジャンルに巡り合えるだろう。

ジャズの醍醐味の1つに演奏者の個性を主張する「即興演奏」がある。ベーステンポより遅く演奏したり、わざと音を歪ませたりしたあとで、ここぞという瞬間にピッタリと音が重なり合う。英語ではインプロビゼーション、音楽用語を使ってアドリブとも言われ、聞き応えたっぷり。アーティスト同士が交互に即興で演奏しあい、互いのフレーズを真似したり、それに手を加えたりするバトルになると、アーティストの茶目っけやバトルの白熱ぶりが伝わり、自分がどんどん曲に引き込まれていくのがわかる。演奏は生もので、プレイヤーの素の感情のぶつかり合い。だからこそ、音を身体で感じることを大切にしたい。臨場感と生音のよさを体験するにはぴったり、音の波に酔いしれるジャズの祭典に出かけよう!

【日 時】6 月24 日(金) 20:30 ~ 
【入場料】無料


 
 
Toronto Jazz Festival

221 King St. W, Toronto, ON