アートにどっぷり浸る10日間
創造性を祝う芸術祭
Luminato
Toronto's Festival of Arts and Creativity
(2014年5月16日記事)

Photos by Hugo Glendinning

クリエイティブなアートイベントがトロント各所で行なわれる「ルミナト」が今年も開催される。同イベントは「卓越性」、「独自性」、そして多くの人が楽しめるよう無料のイベントを開催するという意味の「アクセシビリティ」が指針。これらのコンセプトの下に世界中からアーティストが集まり、音楽、演劇、ダンス、ビジュアルアート、文学、映像、マジックなど多彩な芸術が披露される。 
 
アートディレクターによると今年のテーマは「セックス」。個人的な性体験や性的嗜好を一般人が赤裸々に語る映像を収めた作品「All the Sex I've Ever Had : The International Edition」や、10代の性を扱った短編フィルム「High School Health」などをはじめ、セックスに通じる恋愛、誕生、死、情熱などに迫った作品が数多くラインナップしているのが特徴だ。そのほか、国際的なアートイベントに出展された話題作「River of Fundament」をはじめ、他では見られないレアな作品も多数公開されるのでそちらも要チェック。

デジタルが発展しているこの時代、人間の創造性により創られた芸術作品は、ライブで見てこそ体感できる感動があるはず。新たなインスピレーションを求めて出掛けたい。

River of Fundament

Photos by Hugo Glendinning

コンテンポラリーアートの鬼才と呼ばれるMatthew Barneyによる映像作品。ニューヨークを拠点に活動する彼は、観念的な映像作品「拘束のドローイング」や「クレマスター」などのシリーズもので知られる。上映時間5時間以上に及ぶ長編大作は、復興と再生をテーマにしたオペラ調の作品に仕上がっている。
*写真トップ&上
【日 時】6月6日(金)18:00~24:10 / 7日(土)17:00~23:10
    8日(日)14:00~20:10 / ※各日とも2回の休憩あり
【場 所】Elgin Theatre(189 Yonge St.)
【入場料】$40


If I Loved You: Gentlemen Prefer Broadway
— An Evening of Love Duets

Boy George
Photo by Dean Stockings

Rufus Wainwright
Photo by Sean James

Steven Page
Photo by Valérie Joudoin Keaton

Josh Groban
Photo by Olaf Heine

2010年からLuminatoに連続出演しているシンガーソングライターのRufus Wainwrightによる一夜限りのコンサート。Boy GeorgeやJosh Grobanをはじめとする男性シンガーを迎え、ブロードウェイミュージカルでお馴染みのラブソングが披露される。

【日 時】6月14日(土)19:30~21:30
【場 所】Sony Centre for the Performing Arts(1 Front St. E.)
【入場料】$45~150


All the Sex I've Ever Had:
The International Edition

Photo by Lucia Eggenhoffer

Photo by Niall Walker

フィラデルフィア、グラスゴー、シンガポールなどの世界各6都市から1人ずつ、そこにトロントニアンを加えた年配の人々が、個人の性的な体験談や性的嗜好を打ち明けあう。活字にするには、はばかられるようなストーリーは全てノンフィクション。英語字幕付き。

【日 時】6月12日(木)・13日(金)19:30~21:30
    14日(土)13:30~15:30、19:30~21:30
    15日(日)14:00~16:00
【場 所】Isabel Bader Theatre(93 Charles St. W.)
【入場料】$35


So Blue

Photo by Andre Cornellier

モントリオール出身のダンサー兼振付師、Louise Lecavalierによるコンテンポラリー・ダンスのステージ。同演目は彼女が振付師として認められるきっかけとなった伝説的な作品。前半30分はソロパフォーマンスが披露され、後半はFrédéric Taverniniが加わり、躍動感のあるダンスで観客を魅了する。

【日 時】 6月13日(金)・14日(土)20:00~21:00
      15日(日)15:00~16:00
【場 所】 Fleck Dance Theatre(207 Queens Quay W.)
【入場料】$35、$45、$55


High School Health

Photo by Nicole Bazuin

10代の性教育を明るいタッチで描いたショートフィルム。アカデミー賞ノミネート経験のある映画監督Atom Egoyan、ライターのWayson ChoyやポップシンガーのDan Hillなどのカナダ人やカナダに縁のあるアーティストたちが数多く制作に携わっている。
【日 時】6月6日(金)~15日(日)11:00~18:00
【場 所】ArtscapeYoungplace(180 Shaw St.)
【入場料】無料


Bullet Catch

Photo by Niall Walker

監督・脚本家そしてマジシャンとしても活躍するRob Drummondによるパフォーマンス。1912年に2000人の観客の前で銃弾をキャッチするというパフォーマンスを試み、衝撃的な死を遂げたマジシャン、William Hendersonの実話を軸にしたステージでは読心術や空中浮遊なども披露。

【日 時】6月14日(土)14:00~15:15、20:00~21:15
     15日(日)14:00~15:15
【場 所】Berkeley Street Theatre(26 Berkeley St.)
【入場料】$45


Paradisiacal Rites



舞台芸術家Derrick Ryan Claude Mitchellによるステージ。バレエ、オペラ、インスタレーションなどさまざまな要素を取り入れた舞台は、観客を幻想的な世界へと誘う。肉体の限界に挑む迫力あるパフォーマンスは圧巻! 公演日には夜明けとともに始まる参加型のイベントも行なわれる。詳しくは左記サイトで確認を。

【日 時】6月10日(火)~14日(土)19:30~22:10
【場 所】Museum of Contemporary Canadian Art(952 Queen St. W.)
【入場料】】$35


Other Must-See Events

Sleeping in the Devil's Bed: The Music of Daniel Lanois

Photo by Adam CK Vollick

カナダ出身のアーティストを含め総勢9組のミュージシャンが出演するコンサート。熱いライブをこの機会に堪能しよう。

【日 時】6月10日(火)19:30~22:00
【場 所】Massey Hall(178 Victoria St.)
【入場料】$45~150


L'Oréal Paris

L'Oréal Parisによるサンスクリーン「Sublime Sun」のデモンストレーション。夏の日差しに負けない美肌作りを目指そう。

【日 時】6月6日(金)、9日(月)~13日(金)17:00~20:00
【場 所】Festival Hub at David Pecaut Square(55 John St.)
【入場料】無料


Cineastas

Photos by Carlos Furman

ブエノス・アイレス在住の数人の映画監督にインタビューを試み、作品と私生活との関連について迫った映像作品。

【日 時】6月7日(土)~9日(月)19:30~21:30
【場 所】MacMillan Theatre(80 Queen's Park)
【入場料】$35、$45、$55


Information


【日 時】6月6日(金)~15日(日)

【場 所】Toronto市内各所

【連絡先】416-368-3100
      416-368-4849(チケット購入)

【サイト】www.luminatofestival.com