オタワ川上空がカラフルに彩られる夏の終わりの大イベント
Gatineau, Quebec
ガティノー、ケベック州(2015年8月21日記事)

Gatineau, Quebec

©Festival de montgolfières de Gatineau
カナダの首都オタワのすぐ北にある町ガティノー。オンタリオ州から見るとオタワ川の向こう側にある区域だ。オタワ同様に行政関連施設や歴史的建築物が多く、オタワ川を挟んで国会議事堂とカナダ歴史博物館が向かい合っているのが象徴的。一方で北米で最も高所のバンジージャンプや中心地から程近いゴルフ場の数々など、ワイルドな自然や広々とした緑にも恵まれてアウトドア施設も充実している。9月のレイバーデーの週末には、夏の終わりのガティノーを目一杯楽しめる熱気球フェスティバル「Gatineau Hot Air Balloon Festival」が開催される。色とりどりの気球が青空の果てまで浮かぶ、圧巻の光景が見どころの人気イベントだ。

©Marie-Andrée Blais

©Festival de montgolfières de Gatineau

熱気球が舞い上がる大空の祭典

現在のガティノーは隣接する5つの自治体が合併した都市で、その誕生は2002年と新しい。オタワとは双子都市でオタワ・ガティノー首都圏を形成しているが、双子といえども当然性格は異なる。たとえば20世紀初頭の禁酒法時代、人々はオンタリオ州より規制の緩かったケベック州にどっと押し寄せた。おかげでガティノー側の酒場は大繁盛、特に2つの町を結ぶアレクサンドラ橋のかかるハル地区にはバーがずらりと立ち並んでいたそうだ。当時はアル・カポネが暗躍したシカゴになぞらえて“プチ・シカゴ”という別名がついていたとか。1970年代には伝説のビバ・ディスコがプレイボーイ誌で北米のベスト10ディスコに選ばれ、長きにわたって夜の町のイメージが色濃くつきまとっていたハル。しかしオタワとガティノーを結ぶコンフェデレーション大通りの開通と、カナダ市民博物館(現・カナダ歴史博物館)がオタワから移転してきた80年代末頃から抜本的な治安対策が進められ、今ではカナダの行政を担う片割れという存在に。大役を背負う都市として、日々成長を続けている。

そんな歴史と対照的に、ガティノーのアウトドアを満喫できる健康的なイベントがある。9月3日〜7日にオタワ川沿いのラ・ベ公園で開催される熱気球フェスティバルだ。1988年に始まり、近年は世界中から何十万人もの観客がやって来て大変なにぎわいを見せている。どの気球も公園の緑地に広げられている時は相当ジャンボサイズだが、燃料の炎をつけられて上空に昇って行くと、風船のようなかわいらしさ。オーソドックスなタイプに加えて、クジラやミツバチ等の形をした気球が、風まかせにたゆたう姿は、青空にカラフルなグミやキャンディーをまき散らしたようだ。期間中はケベック特産品やクラフトショップのスタンドが立ち、クラシックカーの展示などといった併設イベントも盛りだくさん。退屈とは無縁な解放感あふれる一日が待っている。

©Festival de montgolfières de Gatineau

©Festival de montgolfières de Gatineau

日中はオープンエア、夜はカジノで運だめし?

カナダらしい広々としたアウトドア体験の後にガティノーのナイトライフを楽しむなら、カジノに出かけてみよう。カジノ・デュ・ラック・レミーはケベック州に4か所ある州政府が運営するカジノのひとつ。といってもカジノに特化されているわけでなく、バラエティに富んだショーやエレガントなレストラン等、大人の欲望を多方面から満たしてくれる複合エンターテインメント施設だ。敷地内には最高レベルのレストランに冠されるCAA/AAAファイブダイヤモンドに輝く「ル・バカラ」やサーフ&ターフが名物料理の「アローム」がある。オタワ川のきらめく夜景を眺めながら、メリハリある一日をおいしく締めくくろう。

©Commission de la capitale nationale

©Société des casinos du Québec


Info
●ガティノー・オタワ観光局公式サイト
www.tourismeoutaouais.com

●熱気球フェスティバル公式サイト
www.montgolfieresgatineau.com