爽やかでラグジュアリーなひととき
Los Angeles
(2016年12月16日記事)

U.S.A.


Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board (LATCB)©Travis Conklin

爽やかでラグジュアリーなひととき

観光都市として、アメリカ西海岸を代表すると言っても過言ではないロサンゼルス。カリフォルニア州の南に位置するこの都市は年間を通じて温暖な気候で、晴れ、あるいは部分的に晴れた日の年間平均数はなんと329日。「日当たりのよい、太陽を浴びた」を意味する sun-kissed の形容詞がふさわしい。今回は、市の中央部にある映画の本場ハリウッド、ハリウッドスターの豪邸が並ぶビバリーヒルズ、そして海岸沿いにあるサンタモニカの3つのエリアをご紹介。

まずはダウンタウンにあるユニオン・ステーションから地下鉄で約20分。ハリウッドは誰もが知る映画の街だ。ユニバーサル・スタジオやワーナー・ブラザース、ウォルト・ディズニー・カンパニー、パラマウント・ピクチャーズなどなど多数の映画会社やスタジオ、劇場などが並び、道を歩けば撮影に遭遇することも。

ハリウッドが映画の街になったのは、あの発明王トーマス・エジソンと関係がある。20世紀初頭、アメリカ映画界の中心は東部にあり、エジソンは撮影関連の特許を独占していた。彼はアメリカの映画界から利益を吸収するために合同会社を設立し、これに加入できない貧乏独立系の映画会社は、作品の制作もままならなかったという。行き詰った映画会社が最終的にたどり着いたのがハリウッドなのだ。1年中好天に恵まれた未開の大地が、彼らの希望の場所となった。当時の交通網の発達具合から、エジソンから物理的に離れてしまえば、法律の目をくぐることが比較的簡単だったというわけ。


Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board(LATCB)©Travis Conklin

華麗なる映画の都を散策

映画や雑誌などでよく見かけるハリウッドの看板は、目にすればきっと「ハリウッドに来た」と実感できる観光スポット。山の上に建てられているため、実は街のあちこちでちらほらと見ることができるのだが、2001年にオープンしたハリウッド&ハイランドから見るのが一番のおすすめ。ハリウッド通りに面したこの複合型アミューズ施設は、そもそもハリウッドサインをまっすぐに見られるように設計されているのだ。毎年2月にはアカデミー賞の授賞式が行なわれるドルビー・シアターやショップ、飲食店、クラブ、ホテルなどが入っており、ハリウッド観光の中心となる場所でもある。近隣には、入り口のタイルに200人以上のスターの手形足形が並び、世界的に最も有名な映画館の1つであるチャイニーズ・シアターや、映画スターやミュージシャンなどエンターテインメント界で活躍した人物やキャラクターの名が刻まれた星形のプレートが歩道に敷かれたウォーク・オブ・フェイムがある。好きなスターのプレートと記念撮影するのはお約束。そしてユニバーサル・スタジオ・ハリウッドも外せない。実はユニバーサルは、ハリウッドで初めにできたスタジオの1つ。開設当初から行なわれていた、実際の撮影スタジオを見られるツアーは今も大人気。

撮影所があるハリウッドから、夜の街として栄えるサンセット・ストリップを抜けると、ビバリーヒルズへと至る。高級住宅街には有名俳優、モデル、アーティストらの豪邸が並び、ゴージャスな雰囲気。また、すべてのものが高級感にあふれたショッピングストリート、ロデオ・ドライブもぜひ訪れたいもの。4ブロックに高級ブランドショップやレストランなど約90店舗が軒を連ねている。カップケーキやアイスなどスイーツの専門店も多く、気軽に足を止めて楽しむことができる。来年1月8日には、アカデミー賞の前哨戦とも呼ばれるゴールデングローブ賞の授賞式が、同地区にあるビバリー・ヒルトン・ホテルで開催予定だ。


Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board (LATCB)

Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board (LATCB)

Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board(LATCB)

これぞウエスト・コーストのビーチ

最後のサンタモニカは、ダウンタウンからもっとも近いビーチタウン。ヤシの木が点々と並ぶ海辺の大通りは、ジョギングやローラーブレードでかけぬける人でにぎわい、これぞカリフォルニアの海岸といった様子。映画やテレビのロケ地としてもひんぱんに使用されており、広い青空と長い海岸線は気分をのんびりさせる。レンタサイクル店が多いので、自転車を借りてサイクリングするのもいい。

サンタモニカのシンボルとも言うべきサンタモニカ・ピアは、1909年に建造されたレトロな木造の桟橋。海に沈む夕日を見るのに絶好の場所だ。桟橋の中ほどには、シカゴとサンタモニカを結び、「アメリカのマザーロード」と呼ばれたルート66の終着点がある。アメリカが東部から西部へと発展していった歴史を体現する重要な国道としてアメリカ国民に愛され、映画やドラマ、音楽など、さまざまな作品に登場したこの道路。1985年に廃線となったものの、現在も道路として機能している部分が多く、8割はたどることができるそう。ピアにはまた、パシフィック・パークという小さな遊園地もあり、ジェットコースターやメリーゴーラウンドが楽しめる。観覧車は窓ガラスなどないオープンな状態で少し怖いが、海からの風を感じながらビーチが見渡すことができて爽快。ビーチのすぐ近くには、ロデオ・ドライブに並ぶ人気のショッピングストリート、サードストリート・プロムナードがある。人気ファッションブランド店が立ち並ぶ歩行者天国で、週末には大道芸人などのパフォーマンスを見ることができる。

エリア間は距離が離れているので、レンタカーやバス、地下鉄での移動がおすすめ。


Courtesy of Los Angeles Tourism
& Convention Board (LATCB)©Travis Conklin

Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board(LATCB)©Travis Conklin

Courtesy of Los Angeles Tourism & Convention Board(LATCB)

Info
ロサンゼルス観光局(日本語)
jp.discoverlosangeles.com

ハリウッド&ハイランド
hollywoodandhighland.com

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
www.universalstudioshollywood.com



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