常夏の都はエキゾチック・リゾート
Miami
U.S.A.(2016年2月19日記事)

U.S.A.

映画セットのようなレトロな街並み

フロリダ南端にあるマイアミ都市圏は、アメリカを代表する避寒リゾート。1年中夏服で暮らすことができ、ベストシーズンは11月から3月。3月の平均気温は約27度だ。

観光のメインとなるのは、マイアミ・ビーチ市とマイアミ市。橋で結ばれた2つの市は、それぞれに違った魅力を持つ。「マイアミ」と聞くと浮かぶのは青い空と白い砂浜のイメージだが、それはフロリダ半島の沖合にあるマイアミ・ビーチ市のほう。特にサウス・ビーチには高級ホテルが並び、優雅なリゾートタイムを過ごす人でにぎわう。サウス・ビーチの中心、5番街から17番街のあたりはアールデコ地区と呼ばれ、800以上もの個性的な建築がたっている。アールデコは1910年代から30年代にパリで流行した装飾様式で、パステルカラーと白で彩られたレトロでかわいい建物は必見だ。東の海岸沿いを走るオーシャンドライブには、オープンカフェやレストランが軒を連ねる。夜になればネオンが輝き、また違った表情をみせる。場所柄、海鮮が豊富で美味しいのだが、名物といえばストーンクラブ。身がぎゅっとつまっており、淡泊な味わいで、漁が解禁される10月から5月の間だけ食べることができる。




さて、対岸のマイアミ市には大規模なダウンタウンが展開している。無料のモノレール「メトロムーバー」が循環しており、街並みを眺めるのにぴったり。またベイサイド・マーケットプレイスというモールからは湾内クルーズが出ており、世界のセレブの別荘が並ぶ島々を巡ることができる。マイアミ港はカリブ海クルーズの拠点としても有名で、週末には大型の豪華クルーズ船がずらりと並ぶ。


マイアミはまた、人口の6割がヒスパニック系で占められており、ラテン色が濃い街でもある。わけてもキューバ革命以降に亡命したキューバ人が多数を占め、ダウンタウンの西側にはそうした移民が多く住むリトル・ハバナと呼ばれるエリアがある。スペイン語の看板に葉巻を売る店が軒を連ね、キューバ文化の香りが漂う街だ。エスプレッソのようなキューバン・コーヒーは名物の1つ。毎年3月上旬の週末には、ラテンパワーが炸裂するカリェ・オチョ・フェスティバルが開催され、100万人にも上る多くの来場客でにぎわう。通り沿いには中南米の絶品料理の屋台が並び、ラテン音楽のステージが多数設置される。音楽に合わせて踊る人々はさすがラテン系といったところ。今年は3月13日の開催だ。


ダウンタウンの南には、シカゴの富豪ジェームス・ディアリングが冬の別荘として1916年に造った大邸宅、ビスカヤがある。建物と庭園はイタリア風にしつらえてあり、室内は部屋ごとに様式を変え、ヨーロッパを周遊して収集した家具、調度品が置かれている。現在は美術館として一般公開されており、ギフトショップもあるので、お土産を探すのにも最適だ。


長い冬にも飽きてきたころ。陽気な太陽とビーチならマイアミがおすすめ。

Info
マイアミ観光局
www.miamiandbeaches.com

Vizcaya Museum and Gardens
vizcaya.org

Jungle Island
www.jungleisland.com




 
 

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