草木めぶく、海辺の街で花の宴
Vancouver
British Columbia(2016年3月4日記事)

British Columbia

©Tourism Vancouver / Albert Normandin

草木めぶく、海辺の街で花の宴

カナダ西海岸の都市、バンクーバー。海と山に囲まれ、古い街並みと近代的な都市が融合する美しい街だ。付近の海流により、穏やかな気候に恵まれている。

定番の観光スポットといえば、開拓時代の面影を残すガスタウン。バンクーバー市の前身となった場所で、レンガ造りの建物と石畳がレトロなたたずまい。地元の人々に愛される街のシンボル「スチームクロック」は、およそ15分おきに蒸気で時間を知らせるのだが、昨年行なわれた改修により、より正確に時間を告げるようになったそう。


©Tourism Vancouver / Clayton Perry

ショッピングや食事におすすめなのは、ダウンタウンの北西、フォールス・クリークに浮かぶグランビル・アイランド。かつての工場地帯が再開発され、レストランやクラフトショップ、美術学校や劇場などが並ぶ華やかな場所に生まれ変わった。地元の人々でにぎわうパブリックマーケットを覗けば、新鮮な野菜や果物、肉類がずらり。ブルワリーでは、テイスティングつきの醸造所見学などもできる。ブルワリーといえば、バンクーバーとその近郊の協賛ブルワリーを巡り飲み比べる、バンクーバー・ブルワリー・ツアーも要チェック。

さて、花の都とも言われるバンクーバーでは、一斉にほころぶさまざまな花のつぼみが春を彩る。4月は州花であるハナミズキのベストシーズン。また、実はバンクーバーには4万本以上の桜の木があり、それらの桜を愛でるバンクーバー・チェリーブロッサム・フェスティバルは、今年10周年を迎える。3月24日のコンサートイベントをはじめとして、およそ1か月にわたり市内各所で花見イベントが開催される。40本の桜を乗せた、はしけ船が、岸辺を引き船に引かれて航行するイベントなど、大がかりなものも。バンクーバーの桜の木は、第1次世界大戦に従事した日系カナダ人の慰霊のため、1930年代に神戸と横浜から贈られたのが始まり。今では、種類の異なる桜が、なんと2,000本を超す花見スポットで、3月から5月の中旬ごろまで楽しめる。


©Tourism Vancouver / Coast Mountain Photography

花見スポットの1つ、バン・デューセン植物園は、市内のほぼ中央にあるバンクーバー最大の植物園。7,300種類以上の植物が収集されており、野鳥も数多く見られるので、1日かけてゆっくり過ごすのもいい。ほかにもスタンレー・パーク、クイーン・エリザベス・パークなど、バンクーバーには有名な公園がたくさんあり、どこへ行っても美しい。ブリティッシュコロンビア大学内には本格的な日本庭園、新渡戸稲造記念庭園もある。なお同庭園については、訪問の際には、同大学が実施している庭園ツアーへの参加が推奨されている。

©LOBO Photography, Sakura Illumination


©Tourism Vancouver / Canadian Tourism Commission

話題を移して、近年人気を集めているアトラクションを紹介したい。バンクーバー港に面するカナダ・プレイスの先端にあるフライオーバー・カナダは、巨大なスクリーンに映る映像を、連動して動く座席で見るモーションライド・シアターだ。その名のとおり、カナダ全土を飛んでいるかのような映像が楽しめる。1年以上かけて撮影された映像は、流れる大河、黄金の大平原に紅葉の木々、雪化粧の山脈と冬のオーロラなど、四季折々のカナダを約8分に凝縮。風や霧、香りといった特殊効果つきで、いっそう臨場感が増す。

©Tourism Vancouver / Clayton Perry

海に囲まれているだけあって、バンクーバーはクルーズやセーリングも盛ん。クルーズはおおむね4月から、セーリングは5月からシーズンが始まり、初心者でも安心の体験ツアーもある。ほかに、4月中旬からホエールウォッチングなどを楽しむこともでき、春の陽気を身体いっぱいで感じられる。


©Tourism Vancouver / Clayton Perry


©Tourism Vancouver / Al Harvey

Info
Vancouver Tourism
www.tourismvancouver.com

Sakura Festival 2016
www.vcbf.ca

FlyOver Canada
www.flyovercanada.com




 
 

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